読みたい本はあるんだけど、なかなか読書をする気が起こらない。
読書のメリットや読むべき冊数、おすすめの本も教えてほしい。
こんな疑問にお答えします。
- 読書がもたらす5つのメリット
- 自己投資の中でも、読書のコスパについて解説
- 年間100冊の本を読む読書家が、おすすめの本を5冊紹介
どうも、なすびと申します。
ぼくはもともと全然本を読まないただの学生でしたが、大学院生になったのをきっかけに読書を始め、今では月に10冊は必ず本を読むような読書家となりました。
この記事では、年間100冊以上の本を読むようになって実感した読書のメリットをまとめています。
興味はあるけれど、いざ本を買うとなるとどうしても財布の紐が固くなる、という方はぜひ参考にしてみてください。
読書がもたらす5つのメリット
今回は読書がもたらすメリットを上記の5つに絞ったので、順に紹介していきます。
①「知識」が増える
本を読む習慣がない人は、「読書なんて意味がない。知りたい情報はネットで検索すればいいだけ」と思うことが多いかもしれません。
しかし、そこには大きな勘違いがあります。
それは「情報」と「知識」の違いです。
情報:1年経ったら古くなるもの
知識:10年経っても古くならないもの
テレビ、新聞、雑誌、ネットなどで得られる内容の大部分は「情報」で、本からは「知識」が得られます。
1年前の新聞を読み返しても役に立たないように、「情報」はすぐに価値が下がってしまうんです。
知識が増えると選択肢も増える
そんな10年経っても役に立つ「知識」ですが、もちろん増えることによるメリットは絶大です。
例えば、「車に乗ると早く目的地にたどり着ける」という情報だけを知っていても実践できませんが、車を運転するための具体的な知識(と免許)を持っていれば、実際に歩くよりも早く目的地に到着できます。
歩くしか選択肢がない人と、自動車という選択肢を持った人とでは、生きやすさが大きく違ってきますよね。
②他人の人生を疑似体験できる
本には、自分の人生ではとうてい実践しきれないほどの内容がまとまっています。
著者が何十年もの時間を費やして明らかにした研究の結果や、成功体験、失敗体験もすべて、1冊の本を読むだけで知ることができる。
つまりそれは、たった1,500円を払うだけで、何十年という他人の人生を疑似体験したのと同じだということです。
読書は、「著者と同じ知識を共有しているにもかかわらず、自分が使った時間はたったの数時間」という、かなり効率のいい投資活動だというわけですね。
自分では失敗するのが怖いという人でも、本を読むだけで他人の失敗から学ぶことができます。
他人の失敗から学ぶのって大事だよね。
③時間が増える
ほとんどの人の仕事や生活には、たくさんの無駄が潜んでいます。
そんな無駄なことに時間を使って、疲れ、ストレスを抱え、病気になる人は数え切れません。
しかし本を読んで、そんな「無駄」を避ける方法を知ることによって、大幅に時間を節約することができます。
1日に1時間の無駄な時間を節約する方法を10年間続けたとすると、1時間×365日×10年=3650時間で、約150日分もの時間を節約できる。
また本から得られるものの多くは「知識」なので、時間の節約はその後も続き、結果として、自分が自由に使うことのできる時間を大幅に増やすことができるんです。
④知的好奇心が向上する
読書を続けていると知識が増えるので、これまでと同じ生活の中でも、さまざま発見ができるようになります。
- 日々の行動によって変わる自分の体調
- 街で見かける広告や看板の狙い
- 仕事や学業での成果の出し方
など、その発見はさまざま。
さらに知識が増えると、「あれはなぜなんだろう?」と考える習慣が身につき、知りたいこともどんどん増えていきます。
「知りたいことがたくさんある生活」というのは非常に楽しいもので、自分の知らないことを調べるのは大変ですが、新しいことを理解できたときの充実感もまたすばらしいんです。
⑤行動が変わる
上記4つのメリットを実感できるようになると、次第に行動も変わっていきます。
実際にぼくは、読書習慣以外にも健康のために筋トレをしたり、お金の勉強を始めたり、ブログの運営を始めたりと、大きく行動が変わりました。
毎日新しいことに挑戦できて、読書をする前よりも圧倒的に人生を楽しめています。
読書で人生は変わるのか?
読書を継続することで行動が変わったぼくですが、まだまだ人生が変わったとまでは言えません。
人生が変わるのにはもっと時間がかかるよね。
しかしここまでにお話してきたとおり、知識の量や考え方は大きく変わりました。
下記の動画の彼も、本を100冊読むことによってぼくと似たような感想を抱いているようなので、ぜひ参考にしてみてください。
» 1年に本100冊読んで人生は変わったのか?
読書のメリットはすぐに実感できるのか
結論としては、メリットを実感できるまでの期間は人それぞれです。
はっきりと答えられなくてスミマセン。
しかし、読書のメリットを実感できる瞬間というのは決まっていて、それは「現実世界での体験が、本の内容とリンクしたとき」です。
自分にピッタリの本と出会える確率
世の中にある本の多くは、「この本は〇〇な人に読んでほしい」という想定読者を考えて執筆されています。
ぼくとあなたの価値観が違うように、その想定読者も本によってさまざま。
自分にピッタリの本も人それぞれというわけですね。
だからこそ、自分にピッタリの本を見つけられるまでの期間も人によって違う。確率もぜんぜん違うんです。
でも1つ言えることは、本を読み続けていれば、かならずいつかは自分にピッタリの本に出会えるということ。
年間100冊の本を読んでいるぼくの実感としては、15~20冊に1冊のペースで、素敵な本に出会えていますね。
読書以上にコスパの良い自己投資はない
自己投資の中でも、読書は特にコスパが良いです。
実際に年間100冊のペースで本を読むようになってから実感したことなので、大きくは間違っていないはず。
1冊1,500円って高くない?
1,500円もあれば、ちょっと良いランチが食べられるよね。
たしかにその気持はわかります。
よくある疑問は、「わざわざお金を払ってまで本を読むのなんて、嫌じゃない?」というもの。
でもここまででお話してきたように、読書がもたらすメリットは、ランチ1回分の幸せとは比べ物になりません。
何十年分もの他人の知識や経験、試行錯誤をたったの1,500円で買えるんですから、そのコスパは最強です。
たしかにぼくのように年間100冊の本を買うとなると、1,500円×100冊で年間15万円の支出となりますが、もっと安く本を読む方法もあります。
Kindle Unlimitedで安く本を読む
ぼくは紙の本を買って読むことも多いですが、それと並行して「Kindle Unlimited」も利用しています。
12万冊以上の本を月額980で読み放題ですが、最初の30日間は無料で利用できるという神サービス。
ぼくはKindle Unlimitedを利用し始めてから、さらに読書が捗るようになりました。
980円を12ヶ月(1年)利用しても、たったの1.2万円くらい。
1,500の本を100冊買ったときにかかる15万円の10分の1以下です。
詳しい使い方や評判については以下の記事でまとめているので、よければ合わせてご覧ください。
» Kindle Unlimitedで安く本を読もう!料金や使い方、評判などをまとめて解説
読書をしないまま生きていくことのリスク
読書をしないというのは、「知らない」ことを意味します。
問題の解決策を知っているのと知らないのとでは、知らない方がリスクが大きいのは明らかです。
しかし世の中の大半の人は、読書をしていません。
「学生の頃はそこそこ読んでいたけど、社会人になってからはぜんぜん読んでいない」という人がほとんど。
ここで少し冷静に考え直してみましょう。
人生の長さについて
高卒、大卒を問わず、一般的には多くの人が20代で社会人になります。
しかし、その社会人生活が何歳まで続くのかというと、「引退するまで」です。
仮に65歳で引退できるとしても、ぼくたちは40年以上の社会人生活を送ることになります。
となると、本当に読書(勉強)が必要なのはむしろ、社会人になってからなのではないでしょうか?
現状では、多くの人が学生までの知識で社会人生活を全うしようとしていることになりますが、それはあまりにもリスクが大きすぎます。
まずはその現状を理解するためにも、少しずつでもいいので読書を始めてみましょう。
おすすめの本5冊を紹介
読書のメリットについては十分伝わったと思うので、ここからは、ぼくが個人的におすすめしたい本5冊について簡単に紹介していきます。
①読む本で、人生が変わる。
1冊目は中谷彰宏さんの「読む本で、人生が変わる。」という本です。
この本は「普段は本を読まないけれど、読書を始めてみたい気持ちは少しある」という方におすすめ。
本を読むことの素晴らしさが分かりやすくまとめられている上に、文字の間隔も広く取られていて読みやすいからです。
活字を読み慣れていない方でも、スラスラ読み進めていけると思います。
あなたの読書習慣の第1冊目として、この本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
②読んだら忘れない読書術
2冊目は樺沢紫苑さんの「読んだら忘れない読書術」という本です。
この本には、「本を読んだつもり」になっている多くの方が、1度読んだ本の内容を忘れないようにするためのコツがまとめられています。
冒頭では、読書の必要性について精神科医の目線から分かりやすく解説されているので、文章を論理的に理解したい方におすすめです。
③レバレッジ・リーディング
3冊目は本田直之さんの「レバレッジ・リーディング」という本。
この本は、ぼくの読書に対する姿勢を大きく変えた1冊です。
中でも、「読書は投資活動だ」というフレーズが何度も登場してきたので、かなり印象に残っています。
「1,500円を払って本を買ったならば、本を読むことによってそれ以上のリターンを得なければいけない」とする投資家的な考え方は、すごく新鮮でした。
内容や感想については、以下の記事をご覧ください。
» 【読書は投資活動?】レバレッジ・リーディングで読書を効率化しよう
最初は読書術についての本を読むのがおすすめ
ここまでの3冊を紹介してきて気がついた方もいるかもしれませんが、最初は読書術についての本を読むのがおすすめ。
本を読むことの大切さや、読書のすばらしさに触れることで、その他のジャンルについても、本で知識をえようとするクセがつくからです。
今回ぼくが紹介した上記の3冊を読めば、少なくとも読書のすばらしさは伝わるはず。
知りたいことは本で調べるという習慣が身につけば最高です。
ネットで調べるのもいいけど、本で調べる方がもっといいよね。
④LIFE SHIFT
4冊目はリンダ・グラットンさんの「LIFE SHIFT」です。
イギリス人の賢い先生が書いた本ですが、日本語版が出版されていて、日本でもベストセラーとなりました。
本のテーマとしては、「人類が100年以上生きるこれからの時代を、どう生きるか」というもので、昭和や平成の古い考え方のまま生きていくのは危険だと考えさせられます。
Amazonなどのネットショップでも買えますが、ぼくは大学の図書館で借りて読みました。
特にぼくと同じ年代である20代前半の方は、できるだけ早く読んでおいた方がいいでしょう。
⑤金持ち父さん貧乏父さん
最後の5冊目は、ロバート・キヨサキさんの「金持ち父さん貧乏父さん」です。
知らない人にとっては少し怪しいタイトルかもしれませんが、ぼくにとっては人生の教科書となりました。
文字数とページ数が少し多いので、初めて読む本としてはおすすめしにくいですが、内容はストーリー形式で、お金の知識について分かりやすく解説してくれます。
お金についてもっと知りたい方は、1度読んでおくことをおすすめします。内容のまとめや感想については、以下の記事をどうぞ。
» 金持ち父さん貧乏父さんから学んだ3つのこと【資産とは何か?】
まとめ: 今すぐ本を読んで、読書のメリットを実感しよう
ということで今回は、読書のメリットについてお話してきました。最後にもう1度まとめておきます。
- 「知識」が増える
- 他人の経験がお金で買える
- 時間が増える
- 知的好奇心が向上する
- 行動が変わる
ぼくも数年前までは、全く本を読まないただの大学生でした。
しかし今となっては、月に10冊以上もの本を読み、次々と新しいことに挑戦する行動力と好奇心を持ち合わせています。
ぼくがここまで大きく変われたのは、言うまでもなく読書のおかげです。
読書そのもので人生が変わることはありませんが、本を読むことで行動が変わり、行動が変わると人生が徐々に変わっていきます。
あなたもこれを機に、読書を始めてみませんか?
ということで今回は以上です。それではまた!
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