大学院生の生活ってどんな感じなの?
暇な日と忙しい日のスケジュールや、休みがあるのかどうかについても知りたい。
こんな疑問にお答えします。
- 大学院生の生活実態
- 大学院生が忙しくなる時期
- さまざまな生活リズム
どうも、なすびと申します。
僕は化学系の大学院生として、約2年間の大学院生活を送ってきました。
猛烈に研究やバイトをする時期もあれば、暇な時間をダラダラとすごす時期もあり、なかなか充実していたと感じています。
そこで今回は、僕の経験をもとに、大学院生の生活実態についてまとめました。
大学院生の生活がよく分からない、就職するか大学院に進学するかで迷っている、という方はぜひ参考にしてみてください。
大学院生の生活実態
サラリーマンにも繁忙期とそうでない時期があるように、大学院生の生活もずっと忙しいわけではありません。暇な日と忙しい日が存在します。
まずはそれぞれのスケジュールについて解説していきますね。
» 理系大学院生の年間スケジュールを4つの指標で解説します【経験談】
暇な1日のスケジュール
実験の予定がなく、ゼミや授業も休みで暇な日は以下のようなスケジュールで生活します。
6:30 | 起床 |
自由時間 | |
8:00 | 朝食 |
自由時間 | |
11:00 | 登校 |
自由時間 | |
12:00 | 昼食 |
自由時間 | |
17:00 | 下校 |
自由時間またはバイト |
これが大学院生のMAX暇なスケジュールです。
ほぼ自由時間じゃん。
自由時間といっても実験や授業の予定がないだけなので、実験データの整理や授業のレポートを進めたり、論文を書いたりしています。
それもなければ、読書をしたりブログを書いたりしてますね。
僕は毎朝6時半に起きていますが、ぶっちゃけもっと遅くまで寝ることもできますし、そもそも研究室に来ない学生もチラホラいるくらいです。
ホワイト研究室で大学院1年生のときに授業の単位を取得しておくと、2年生ではこの日程で生活できる日が増えるのでオススメ。
忙しい1日のスケジュール
先ほどは、僕たち大学院生のMAX暇なスケジュールを見ていただきました。
しかし当然、そんなゆる~い生活も毎日続くわけではありません。忙しい日は鬼のように忙しいです。
以下が忙しい日のスケジュール。
6:30 | 起床 |
7:00 | 朝食 |
8:30 | 登校 |
8:45 | 授業開始(90分×2コマ) |
12:00 | 昼食 |
12:30 | 実験準備 |
14:00 | 実験開始(ゼミの資料作成やレポートを書きながら) |
19:00 | 夕食 |
19:30 | 実験(データを整理しながら) |
26:00 | 実験終了&片付け |
27:00 | 帰宅 |
普通にブラック労働じゃん。
こうやって見ると、たしかにそうですねw
とはいえ、授業がなければ実験を前倒しできますし、毎日実験をする必要もありません。
研究成果の発表前や、学会の準備で忙しい時期だけ、上記のようなスケジュールで生活します。
頻度でいうと、1ヵ月に1回あるかないかですね。
実験をしなくても大丈夫な日は授業やゼミにだけ出席してから帰宅したり、そのあとバイトに向かいます。
感覚でいうと、普通のサラリーマンと似たようなスケジュールだと思います。
大学院生に休みはあるの?
忙しい日のスケジュールを見ると、あなたも大学院に進学するのを一瞬ためらってしまったかもしれません。
でも安心してください。
暇な日と忙しい日のギャップが激しい大学院生ですが、ちゃんと休みはあります。
休みといっても、学部生のときのような長期休暇ではなく、普通の土日休みです。
たまに土日に実験やデータ整理をしに行く日もありますが、基本的に研究室の活動はありません。
土日の休みを使って僕たち大学院生が何をするのかというと、、、バイトです。
お金がなくて、他にバイトをする時間もないので仕方がありませんね。
平日は研究、休日はバイト…。
とはいえ毎週バイトだけの週末を送っているわけでもなく、たまにバイトをしない週もあります。
僕の場合だと、研究もバイトもしなくてもいい土日が訪れるのは月に1回あるかないかくらいですね。少ないですが、ちゃんと休みはあります。
大学院生が忙しくなる時期
大学院生にとって最大のイベントは、修論発表です。
ちゃんとした修論を書いてちゃんとした発表をしないと卒業できないので、全ての大学院生が確実に忙しくなります。
そしてその修論発表の時期はいつなのかというと、大学院2年生の2月中旬です。
とはいえ、かなりの時間をかけて準備を行なうことになるので、発表の2~3ヵ月前から忙しくなるといってもいいでしょう。
大学院生には修論の他にも、
- 研究成果の報告
- ゼミや論文の読み合わせ
- 学会
といった予定が入ると、忙しくなることが多いです。
詳しくは以下の記事でまとめているので、参考にしてみてください。
» 大学院生が忙しい時期はココ!毎年恒例のイベントや活動内容を解説
大学院生の生活リズム
大学院生の生活リズムは崩れていると思われがちですが、実際はそんなこともありません。
研究室や人によってさまざま
所属している研究室によって大きく変わってくるのが、大学院生の生活リズム。
コアタイムの有無や、研究室の雰囲気によって使える時間の自由度が違いますからね。
※コアタイムとは「研究室にいなければいけない時間帯」のこと。
コアタイムがあれば、自制心のない学生でも生活リズムを整えられるのは良い点かもしれません。
僕のように毎朝6時半に起きて活動している学生もいれば、学部生のときと同じようにダラダラと起きてきて昼すぎから活動し始める学生もいます。
大学院生も学生とはいえ、すでに充分いい大人です。自分の生活リズムは自分で整えられるようにしておきたいですね。
大学院生が暇なときにすること
大学院生は暇なときに何するの?
大学院生も時間の使い方は人それぞれです。
サラリーマンの中にも仕事をサボりがちな人がいるように、ほとんど勉強していない大学院生もいます。
大学院生が暇なときにすることは、主に以下の3パターン。
- お金のかからない遊び
- バイトやインターン
- 自己投資
時間をムダにするか、未来を見越して有効活用するかの2択です。
実態としては、ソシャゲやYouTubeの視聴といったお金のかからない遊びをする学生がほとんどで、研究以外の学問や活動に熱心に取り組む学生は1~2割くらいといった感じ。
実際に僕は、自分の自由な時間を使って読書をしたりブログを運営したりしていますが、僕の周りには家に帰ってまで勉強している大学院生はほとんどいません。
暇な時間も、ムダにしていてはもったいないですよね。大学生がどれくらい暇なのか気になる方は、以下の記事をご覧ください。
» 大学院生が暇ってホント?研究室の忙しさを判断する基準と方法を解説
研究しない学生でも卒業できるのか
大学院生として生活をしていると、当然、自分の周りは大学院生だらけです。
となると、その中でもあんまり研究しない学生が出てきます。
サラリーマンとして働いていても、仕事をサボり始める同僚がでてくるのと同じですね。
そんな怠惰な学生でも、比較的簡単に卒業できてしまうのが大学院の実態です。
もちろん担当の教授や研究室のレベルによって基準は違いますが、実際にそこまで研究していない学生も難なく卒業しています。
人によっては、2年間ダラダラとすごして卒業するのも悪くないのではないでしょうか。
» 研究しない学生でも、大学院を卒業できるのか【経験から学んだ事実】
まとめ:大学院生活はサラリーマンと大学生の中間くらい
というわけで今回は、大学院生の生活についてお話ししてきました。
暇な日と忙しい日のギャップが激しい大学院生のスケジュールですが、平均するとサラリーマンと大学生の中間くらいといったところです。
しかし、サラリーマンのように、自分がミスしたからといって他の誰かが困ることは基本的にありません。
自分の実験が失敗したら、自分の責任。結局は自分で成果を出さなければならないのが大学院生です。
自己責任である部分が大きいために、その分の時間を自由に使うことができるのは、大学院生の最もステキなところですけどね。
僕は大学院に進学したことによって様々なことを考えられたので、全く後悔していません。胸を張ってあなたにも進学をオススメできます。
両親が大学院に進むことを許してくれるのであれば、進学してみて損はないと思いますよ。
今回は以上です。それではまた!
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