大学院生の忙しい時期っていつなの?
年間のスケジュールとか、大学院生が忙しくなるイベントも知りたい。
こんな疑問にお答えします。
- 大学院生が忙しい時期
- 毎年忙しくなるイベント
- 大学院生の忙しい時期を知る方法
どうも、なすびと申します。
僕は2年間の大学院生活で、たくさんの忙しい時期を経験してきました。
とはいえ、大学院生がずっと忙しいのかというと、そんなこともありません。
そこで今回は、大学院生として実際にすごしてきた僕が、研究室で実施される毎年恒例のイベントや活動内容についてお話ししていきます。
就職するか大学院に進学するかで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
大学院生が忙しい時期
大学院生が忙しくなる時期は研究室ごとに違いますが、毎年かならず忙しくなる時期は決まっています。
大学院生が確実に忙しくなる時期
大学院生が最も忙しくなるのは、1月下旬~2月上旬。その理由は、修論の準備があるからです。
修論を提出しなければならないのは大学院2年生だけなので、1年生には関係のない話です。
とはいえ、修論がないからといって1年生も暇なわけではありません。
大学院1年生の1月~2月は、「そろそろ就活が始まるぞ」といった空気が研究室内に流れ始め、徐々に忙しくなってきます。
大学院生が忙しくなる時期としては、1月~2月と認識しておけばいいでしょう。
» 大学院生が暇ってホント?研究室の忙しさを判断する基準と方法を解説
長期休暇はない場合が多い
大学生のうちは、春と夏にそれぞれ2ヵ月ずつの長期休暇がありましたよね。しかし大学院生になると、そこまで長い休みは与えられない場合が多いです。
研究室にもよりますが、学会に参加する予定があったり企業との共同研究をしていたりすると、休暇中でも研究データが必要になることが多々あります。
僕たち学生が夏休みだからといって、企業も夏休み、というわけではありませんからね。
僕が所属する研究室は学年歴どおりのスケジュールで活動しているので、休みが与えられている期間も一応あります。
しかし、その期間に呼び出される可能性も十分あるので心の準備が必要。
多くの大学院生には長期休暇がないといってもいいでしょう。
たくさん休めるのは学部生の間だけってことね…。
大学院生が忙しくなるイベント
修論や就活は毎年必ず同じくらいの時期に訪れますが、そうではないイベントもたくさん存在します。
研究室によって微妙にそのイベントの時期は違うので、注意が必要。
しかし、同じ研究室内のスケジュールは毎年変わらない場合が多いので、ここからは大学院生が毎年忙しくなるイベントについてお話ししていきますね。
研究成果の発表
1つ目は、どの研究室にも必ず存在する「研究成果の発表」です。
研究室によって、
- 週に1回
- 2週間に1回
- 月に1回
といった感じで頻度は違いますが、研究成果の報告会は必ず存在します。
内容としては、僕たち大学院生が自分の研究室の教授に対して、日々の研究活動の進捗状況や実験データを報告するというものです。
僕の研究室では月に1回と、わりと少なめの頻度なので、研究発表で常に忙しくなることはありません。
しかし、週1で発表している友人の話を聞くと、常に発表用のスライドを作り続けなくてはならないので、かなり大変そうでした。
ゼミや論文の読み合わせ
研究室の話をすると、“ゼミ”という言葉をよく耳にすると思います。
一般的なゼミとしては、「自分の研究テーマに沿った論文の内容を理解して、発表する場」という感じです。
僕の研究室では週に1回ゼミが実施されており、その都度、決められた順番で3人ずつが発表していきます。
- 自分の研究テーマに沿った論文を自分で探す
- 英語で書かれた内容を理解する
- スライドにまとめる
- ゼミで発表
といった手順を、前期と後期でそれぞれ1回ずつ行います。
ゼミの形態も研究室によってさまざまで、みんなで同じ論文を読み合わせるだけ、という場合もあるそうです。
学会
修論の次に手間がかかるのが、「学会の準備」です。
学会では、普段の研究成果を他大学の先生や企業の人たちに発表するので、それなりの完成度が必要になります。
ゴミデータを持っていったり雑な発表をすると、教授の顔に泥を塗ることになるので、頑張って取り組まなければなりません。
学会への参加が決まると、大体2~3ヵ月前から準備が始まります。
僕の場合は、6月末の学会に向けて、4月上旬くらいから準備を始めました。
だいたい2ヵ月半くらい前から準備し始めたよね。
学会に参加するには、実験データを収集したり、発表の概要をまとめた「要旨」を執筆したりといった準備が必要です。
僕の友人には、学会に参加しないまま卒業する予定の大学院生が1人いますが、ほとんどの場合は学会に参加するつもりでいた方がいいでしょう。
不定期的に発生するイベントもある
ここまでは、毎年ある程度決まった日程で発生するイベントについてお話ししてきました。
しかし、大学院生の生活にはそれ以外にも、急に発生するイベントが存在します。
- 研究室の先輩による訪問
- 留学生の歓送迎会
- 突発的な流れによる飲み会
とかです。
別に参加しなければいいだけの話ではありますが、研究室によってはこういった突発的なイベントが発生する場合もあるので、覚えておくといいでしょう。
大学院生の忙しい時期を知る方法
大学院生のスケジュールは研究室ごとに微妙な差があります。
とはいえ、研究室内で毎年実施されるイベントの日程は、同じ時期である場合が多いです。
なので、大学院生の忙しい時期を知るためには、
- 研究の成果報告
- ゼミ
- 学会
- 修論の提出期限
上記4項目について、その時期や頻度を聞いてみるのがいいでしょう。
この4項目さえ分かれば、その大学院生の忙しさは大体予想できます。
とはいえ、学科や研究室によって微妙に時期が違う場合もある、という点には注意が必要。
知り合いに大学院生がいるのであれば、積極的に聞いてみてください。
化学科の大学院に通っている僕の年間スケジュールについては、以下の記事をご覧ください。
» 理系大学院生の年間スケジュールを4つの指標で解説します
まとめ:大学院生はわりと忙しい
というわけで今回は、大学院生の忙しい時期についてお話ししてきました。
一般的には何をしているのかよく分からない大学院生ですが、ずっと忙しい時期が続いているわけではありません。
もっと詳しい大学院生のスケジュールを知りたい方は、知り合いに聞いてみてはいかがでしょうか。
もちろん、僕のTwitterアカウントに質問してもらってもOKですよ。
就職するか大学院に進学するか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
今回は以上です。それではまた!
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