大手病ってどんな状態のこと?もしかしたら自分もそうなのかな。
大手病にかかった就活生の特徴や対策方法が知りたい。
こんな疑問にお答えします。
どうも、なすびと申します。
僕は理系の大学院生として就活を経験し、大手のメーカーに就職することとなりました。
「結局大手に就職してるじゃん」と思った方もいるでしょうが、これは僕がいろんな企業を見比べた上で、最終的に下した判断です。
とはいえ、僕もこの判断ができるようになるまでに、いわゆる「大手病」というものを経験しています。
世の中には、あなたが思っているよりもたくさんの優良企業が存在しています。その中には、中小企業も多く含まれているのが事実。
大手企業にこだわりすぎて就活で失敗しないためにも、この記事を参考にして、自分の判断基準について考えてみてください。
自分に合った企業を見つけて、豊かな社会人を目指しましょう。
もしかしたら自分も大手病?
就活生がかかってしまいがちな「大手病」ですが、あなたもすでに発症しているかもしれません。
そもそも大手病とは
大手病とは、「大手企業に就職しなければ就活は失敗だ」と思い込んでしまう心理状態のことです。
大手企業に就職することだけを目的としているため、中小企業の中にも優良な企業がたくさんあることを知りもしません。
- 合同説明会に参加しても大手企業のブースにしか足を運ばない
- 友人との会話の中でも大手企業の名前以外は出さない
といった具合に、「大手企業に就職しないのは恥だ」と思い込んで就活を進めている学生は少なくないです。
こんな状態になってしまう最大の原因は、周りからの評価やプレッシャーを気にしすぎてしまうこと。
そこに就活生自身の意志はほとんどありません。
大手病にかかる就活生の特徴
大手病の就活生たちの特徴には、どんな共通点があるのかな?
- ある程度の学歴がある
- みんなと違うことをするのに抵抗がある
- 自分の周りには、大企業を目指している学生ばかり
「大手企業に就職しなければならない」と感じる原因は、周囲からの影響によるものが多いです。
特に国立大学やMARCH以上の学歴をもつ学生だと、その分“意識高い系”の学生の割合も多くなってきます。
そんな「多くの学生が大手企業を目指す環境」の中で生活していれば、自分も大手企業を目指すのが普通だという感覚に陥ってしまうのも無理はありません。
自分から望んで病気にかかる人がいないように、大手病というものは、自分が無意識のうちに発症しているのです。
まずは自分が大手病にかかっているという事実に気づく必要があります。
この記事がそのきっかけになれば嬉しいね。
大手病が原因で起こる失敗
- 視野が狭くなる
- 自分に合った企業に就職できない
- 選考に全落ちしてしまう
大手病にかかってしまうと、大手以外の企業には興味がなくなってしまうので、視野が大幅に狭まります。
その結果、見栄を張って大企業の選考に挑戦するだけで、結局は自分に合った企業に就職できなかったり、場合によっては「内定ゼロ」ということも。
大手企業から内定をもらっても、「ホントにこの企業で正解だったのかな…?」と思うことはあります。実際に僕がそうでした。
» 大手に内定しても「内定ブルー」になる?不安を解消する方法を解説
視野が狭くなった状態で大手企業から内定をもらっても、納得いかないと思う場合があるかもしれません。
自分の気持ちに折り合いがつかないまま、就活に失敗するのは避けたいですよね。
大手病の対策方法
1度かかってしまうとかなり厄介な大手病ですが、ここからはその対策方法についてお話しします。
その対策方法が以下の3つ。
- 就活の目的をハッキリさせる
- より多くの業界、企業について知る
- 第一志望が大手ではない学生の話を聞く
それぞれ順番に解説していきます。
就活の目的をハッキリさせる
自分の目的が決まっていないと、「誰のために就活しているのか?」という質問にはっきり答えることができません。
あなたは、
- 親を喜ばせるため
- 友人に自慢するため
- 先生に褒められるため
といった理由で就活しているんでしょうか?
上記のような目的は、内定を通知された瞬間だけの喜びであって、長くは続きません。そんな喜びよりもっと長く続くのが社会人生活です。
あなたは自分が社会人として多くの時間をすごす場所を選ぶために、就活をしているんですよね。
そんな「自分の目的」をハッキリさせることが最も重要。自分の人生について責任を取れるのは自分だけですからね。
あくまでも就活は、自分の目的を達成するための手段の1つ。
「大企業に就職すること」そのものがゴールになっていては、その先の人生の目的をまた考え直さなければなりません。
自分の目的が就活の段階で決まっていれば、自分に合わない企業に就職するという遠回りをすることもなくなります。
より多くの業界、企業について知る
自分の目的を決めることができたら、次はその目的を達成するために必要なものができるだけ揃った業界や企業を探すことになります。
となると、それなりに多くの情報や知識がなければ、適切な判断ができません。
自分に合った企業を探すためにはまず、その企業を知る必要があります。
「自分が知らない企業」の中から就職する企業を選ぶことはできないからね。
友人と話したり、ネットで検索したり、就活のプロに相談したりといった方法で、いろんな情報について調べてみましょう。
「就活ノート」などの無料サービスを利用して、先輩の就活体験記を参考にするのもオススメですよ。就活ノートの特徴や評判については以下の記事を御覧ください。
» 【評判・口コミ】「就活ノート」のサービス内容とメリットを徹底解説
第一志望が大手ではない就活生の話を聞く
「大手病にかかってしまう原因としては、周囲からの影響によるものが多い」と先ほどはお話ししました。
自分の周りの就活生がみんな大手企業を目指している、といった状況だと、どうしても自分の意見もそちらに流されてしまいます。
そんなときに有効なのが、大手ではない企業を志望している就活生の話を聞くことです。
合同説明会の中小企業ブースなどに足を運び、そこにいる就活生に話を聞いてみましょう。
そして、
- 就活の目的
- 自分が企業に求めていること
- なぜ大手ではなく中小企業を志望しているのか
といった質問をして、自分の価値観と照らし合わせるんです。
すると、自分の本心を複数の側面から見ることになり、大手企業に対する見方も変わってきます。
僕も実際に、自分と価値観の違うであろう人と話すことによって、自分なりの目的が少しずつ鮮明になっていきました。
自分の頭だけで悩んでいても仕方がないので、どんどん人と話してみることをオススメします。
自分を知るための方法としては、「メモの魔力」という本を読むのもオススメ。
メモを通して“本当の自分”を知ったという、SHOWROOMの前田社長が書いた本です。
巻末には「自分を知るための【自己分析1000問】」という付録もついているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
失敗する原因の多くは「思い込み」
「大手企業に勤めているサラリーマンはすごい」というのは完全に思い込みであり、本質ではありません。
短絡的に考えるのではなく、
- その人がどんな思いで働いているのか
- どうやって仕事を進めているのか
といった部分に対して尊敬できる人が「すごい」んです。
大学受験と同じで、有名大学に入ることはすごいですが、入学してから遊んでばかりいる先輩のことは尊敬できませんよね。
また、仮に「すごい」と思える先輩がいたとして、自分がその先輩と同じ企業に就職することで成長できると感じるのも思い込みです。
たしかに尊敬できる人の近くで働くことによって得られるものは多いですが、就職してから成長できるかどうかはあくまでも自分次第。
先輩の存在に依存しすぎては、成長にもすぐに限界がきます。
たしかに、無意識のうちにいろんなことを思い込んでたかも。
こういった思い込みを取り払って、ハッキリとした自分の意志を持って就活に臨みましょう。
まとめ:大手に就職することだけが成功ではない
ということで今回は、就活生が陥ってしまうことの多い「大手病」についてお話ししてきました。
【大手病にかかる就活生の特徴】
- ある程度の学歴がある
- みんなと違うことをするのに抵抗がある
- 自分の周りには、大企業を目指している学生ばかり
【大手病の対策方法】
- 就活の目的をハッキリさせる
- より多くの業界、企業について知る
- 第一志望が大手ではない学生の話を聞く
僕は最終的に大手のメーカーに就職することとなりましたが、複数の中小企業と十分に比較した上で選んだ企業です。
とはいえ、実際に「大手にしか関心がない」という時期が僕にもあったのは事実。抜け出すのにはそれなりの時間がかかりました。
就活はあくまでも生きていく上での手段にすぎないので、大手にこだわりすぎる理由はありません。
いろいろな企業を自分の目でしっかりと見て、本当に良いと思った基準で選ぶことで、就活の成功が手に入るのではないでしょうか。
あなたの就活が成功することを、僕は心から願っています。
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