どうも、なすびと申します。
今回は受験や資格の勉強についてのお話です。
僕は予備校にて塾講師のアルバイトをして今年で6年目になるので、これまでたくさんの受験生を見てきました。
その中でも今回は、受験に失敗した学生に焦点を当てて、彼らの共通点を振り返りながら解説していこうと思います。
まずは僕の大学受験についてざっくりと話しますね。
- 高校2年生の冬休みに大学受験を意識し始める
- 旧帝大を目指して必死で勉強
- 前期試験で第一志望の旧帝大に落ちる
- 後期試験で地元の国立大学に合格し、入学
国立大学なら充分じゃん…。
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、僕の中では第一志望校に合格することこそが“大学受験における勝利”だと思っているので、僕の受験は失敗したと捉えています。
今考えてみると、2年生の冬休みの時点で、すでに負けが決まっていたのかもしれませんね…。泣
僕の話はこの辺にしておいて、ここからは、僕も含めた“受験に失敗する学生”の特徴を見ていきましょう!
それでは本編です。
受験に受からない学生の3つの特徴!
結論からいうと、僕も含めた受験に失敗する学生の特徴は、以下の3つです。
- 行動が遅い!
- 基礎を大切にしない!
- 生活を習慣化していない!
実際に高校生のときの僕は、この3つに気が付くのが遅かったです。
上記の3つには、塾講師としてバイトをするようになってから気が付いたので、高校生が自分で気づくのは難しいのかもしれません。
しかし今回は、受験を控えた学生たちができるだけ早くこの3点に気がついて、正しい努力を積み重ねるために、塾講師の僕が詳しく説明します。
それではさっそく見ていきましょう!
受験を意識して行動を始めるのが遅い!
冒頭の話でも少し触れましたが、やはり行動を起こすタイミングの早さは受験の合否に直結します。
「英才教育」や「一万時間の法則」という言葉があるように、基本的には行動する時間が長いほど練度が上がり、実力もついていきます。
卓球の福原愛選手などを思い浮かべれば分かると思いますが、一流のスポーツ選手たちは小さい頃にそのスポーツを始めている方がほとんどです。
彼女たちはその中でもより質のいい努力を続けた結果、世界でもトップの選手として活躍するレベルまで達したのですが、基本的には練習時間が実力に直結するといっても間違いはないはずです。
そこでここからは、受験に受からない学生が具体的に何を始めるのが遅いのか、以下の2点をあげてお話しします。
- 志望校の決定
- 自分に合った情報収集
順番に説明していきますね。
志望校の決定が遅い!
ものすごく当たり前のことを言いますが、
志望校を早く決めることは、非常に重要です。
なぜかというと、志望校の決定は勉強する理由そのものになるからです。
目指すところが決まっていれば、そこに到達するための短期目標も計画しやすいですし、単純にモチベーションも上がります。
僕は高校1年生のうちからぼんやりと志望大学を決めていましたが、その当時は具体的な理由がなかったため結果に繋がりませんでした。
しかし、大学生になって講師として高校生を見ていると、志望校の決定が僕よりも遅い高校生がかなり多いように感じました。
僕の時代もそうでしたが、今はネットで調べれば大学の情報はいくらでも出てきますし、学校や塾にはさまざまな大学の情報が記載された冊子も置いてあります。
使えるものはうまく利用して、できるだけ早いうちに志望校を決定しておきましょう!
情報収集を始めるのが遅い!
志望校を決定するためには当然ですが、大学を知らないといけません。
知らない大学を志望する学生はいませんよね。
そこでまずは、
志望校はどこにしようかなあ…。
と考えて情報収集をする時間が必要なのです。
僕たち塾講師は、熱心に生徒たちに情報収集の重要性を伝えようとしていますが、イマイチそれが伝わらないことが多いです。
そのため、まずは「これは自分の進路に関することなんだ」と学生自身が“当事者意識”を持つことが非常に重要です。
自分の未来は、自分の行動次第で良くも悪くもなりますよ!
勉強の基礎を大切にしない!
「勉強の基礎を大切にしない」学生も非常に多いです。
僕たち塾講師は、生徒が個別に持ってきた質問にも対応しています。
しかしその質問対応の中で、
その質問なら、参考書を開けばすぐに解決するんじゃないか…?
と思うことがよくあります。
今の時代ならばネットで検索すればもっと早く解決することもあります。
このように“基礎が基礎であることを理解していない”まま学習を続ける生徒には、以下の2つの共通点があります。
基礎知識がないため、
- 自分で解決できない
- 本番の応用問題を解けるはずがない
上記2点について順に説明していきますね。
基礎知識がないため、自分で解決できない
基礎を大切にしない生徒は、分からない箇所が見つかるとすぐに人に頼りたくなる生徒が多いです。
その結果、自分で考えることを放棄して、答えだけを求めるようになっていくのです。
だって、人に聞いた方が早いじゃん!
でも試験本番では人に頼ることはできませんよ。
普段からすぐに人に頼る癖がついてしまうと、問題を自分ひとりで解決することが出来なくなり、試験本番で全く歯が立たなくなってしまうのです。
そのため、分からないことがあってもまずは自分で調べてみて、その上で必死に考えても分からなければ、そこでやっと人を頼るようにしましょう。
すぐに人に頼る癖がついてしまうと、勉強に限らず、ひとりでは何もできない大人になってしまいます。
ひとりでも強く生き抜ける大人が、日本にもっと増えていって欲しいですね。
ただの塾講師なのに、政治家みたいな話し方だね。
本番の応用問題を解けるはずがない
基礎知識がないのに、応用問題なんて解けるはずがないですよね。
これは誰が考えても当たり前のように思えるかもしれませんが、実は意外と理解できていない受験生は多いです。
しかし、基礎を大切にしない生徒に限って、やたらと難しい問題に手を出して、生産性のない時間を浪費します。
僕たちもそう感じた場合には、「まずは基礎から固めよう」とアドバイスをするのですが、
それでも、
難しい問題を解けば、自分のレベルも速く上がる!
と勘違いしてそのまま続けてしまう生徒が結構います。
こういった生徒たち自身は、「難しい問題を解けば」とは言っていますが、そもそも彼らは問題文をかろうじて読めているだけで、問題を全く“解けていない”ので、話になりません。
確かに、できないことが悔しくて見栄を張りたい気持ちも分かりますが、そのままではいつまで経っても応用問題を解けるようにはなりませんので、一度自分のレベルを見直して、基礎からコツコツと固めていくことを心がけましょう。
まずは自分に合ったレベルから始めましょう!
生活を習慣化していない!
これについては、受験生時代の僕も甘く見ていた部分がありました。
僕が受験に失敗した一番の要因はこれだと思っています。
そのため現在は、「0:00~6:00で睡眠をとって朝はブログを書く」という習慣を続け、成長を目指しています。
ここでは以下の3つの習慣化について話していきます。
- 学習開始時間
- 休憩時間
- 学習終了時間
これらも順番に見ていきましょう。
学習開始時間の習慣化
学習開始時間は簡単に言えば、朝起きる時間です。
これが毎朝同じでないと、その後の学習も毎日バラバラになり効率が下がってしまいます。
受験生のときの僕は、これができていませんでした…!
やはり一日の学習効率を決めるのは朝です!
休日、昼過ぎまで寝ていたときの後悔を誰もが経験したことがあるように、活動開始時間はその後のパフォーマンスに直結します。
そのため、休みの日でも同じ時間に塾に来て学習を開始する生徒は、順調に成績を伸ばしていく生徒が多いですし、そのまま受験を成功させる生徒も多いです。
みなさんも、「朝が一日の勝負!」という意識を持って活動してみてください。
その習慣を続ければ、きっと徐々に成果が現れてくると思います。
休憩時間の習慣化
お次は休憩時間についてですね。
勉強に限らず、どんな作業においても人間が集中力を保てる時間の限界は90分なので、勉強の途中には休憩が必要です。
その休憩時間を本当にリフレッシュのみに使うかどうかは、これまた非常に重要です。
僕がバイトをしている予備校には、リフレッシュルームという休憩スペースがあります。
リフレッシュルームは飲食をするためだけに用意されたスペースですが、長居して雑談をしている生徒がたくさんいます。
これは全く生産性のない行為ですね。
友達と話してリフレッシュしてるんだよ!
という生徒も中にはいますが、それにしても雑談の時間が長すぎます…。
それならば僕たちのような大学生講師と話して、大学の情報を集める方がよっぽど生産的です。
自分と同じレベルまたはそれ以下の学生と話しても、自分にとって有益な情報は得られにくいです。
受験は時間との戦いなので、1分1秒でも有効に使うことが合否を決めるカギです。
受験は団体戦とも言いますが、”仲良しこよし”をしているだけでは成績は上がりません。
学習終了時間の習慣化
3つ目は、一日の学習を終了する時間についてです。
受験生時代の僕は、毎日校舎が閉まる22時まで塾で勉強していたので、これに関してはクリアできていました。
しかし、たくさんの生徒を見ていると、その日の気分で下校時間を決めている人が非常に多いです。
もちろん、体調が優れないときは早急に帰宅するべきですが、そうではないにもかかわらず、
今日はもう疲れたので帰ります~
といって帰宅してしまう生徒がたくさんいます。
「家で勉強します」という生徒も中にはいますが、そう言い残していつも帰宅する生徒の中で、成績が伸びていく人はこの6年間で1人もいませんでした。
つまり、自宅で集中力を保つことは難しいというわけです。
毎日勉強を終了する時間を決めることによって、1日のゴールラインが決まります。
受験期間は基本的には1年間であり、高校生たちにとっては非常に長いです。
1年先のゴールだけを見てひたすら努力を続けられる人は、社会人でもなかなかいません。
そこで、1日のゴールを決めてしまうのです。
毎日その時間を目指して勉強すれば、1日が終わります。
それを1年間続ければ、気が付いたらゴールに到達しています。
目標はできるだけ、短期計画から立てましょう。
まとめ
今回は、これまで僕が見てきた「受からない受験生」の特徴についてお話ししてきました。
上記の内容をまとめると、
- 行動が遅い!
- 基礎を大切にしない!
- 生活を習慣化していない!
となります。
受験生でなくても、何か目標に向かって努力をしている人であれば、これらに該当する部分があるかもしれません。
そんな方はぜひ、一度自分の生活や努力の仕方を見直して、より効率よく時間を使うことを意識してみましょう。
僕も一度自分の生活を見なおして、より正しい努力を続けていきます。
それではまた!
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