学生のうちは深く考えてなかったんだけど、新社会人としてお金の勉強をしておいた方がいいのかな?
社会人になる前に気をつけるべきことや、お金についての勉強法を教えてほしい。
こんな疑問にお答えします。
- お金の勉強をしていなかった新入社員が初日からお金をむしり取られた話
- 新社会人におすすめの勉強法3選
- 早いうちからお金の勉強をしておこう
どうも、なすびと申します。
ぼくは学生のうちからつみたてNISAを始めたり保険の本を読んだり不動産投資の勉強をしたりと、お金の勉強をコツコツ続けてきました。
出勤初日に行われた保険の説明をしっかりと理解し、内容が過剰だと判断できたのもそのおかげです。
もし勉強していなければ、ぼくも他の新入社員と同じようにぼったくり商品を買わされていたでしょう。
そこで今回は、お金の知識に不安が残る方に向けて、「学生のうちからお金の勉強をしておこう」というメッセージを伝えるためにこの記事を書きました。
「投資とか保険とか全然わからない…。」という方はぜひ参考にしてみてください。
お金の勉強をしていない新社会人は、初日からお金をむしり取られます
学生のうちからお金の勉強をしっかりしておかないと、入社初日からお金をむしり取られることになりかねません。
出勤初日、保険への加入を促される
出勤初日、入社式を終えて部屋に戻ってくると、保険についての説明が始まりました。
生命保険と損害保険を組み合わせたもので、30%以上の社員団体割引がきく「総合保障制度」という保険商品の説明です。
商品の説明は、保険会社の方がぼくの会社に出向いてプレゼン形式で行ってくれました。
そんなこんなで始まった保険商品の説明ですが、ほとんどの方は内容についての理解が追いついていないような表情。
毎年95%の新入社員が加入しているらしく、ぼくの同期もほとんどがよく分からないままハンコを押していたというのが事実です。
新社会人に必要な保険とは
まずは新社会人に必要な保険についての知識をある程度持っておかなければなりません。
おそらく新社会人となると、20代前半の方が多いはず。それも両親が健在で、独身の方が大半でしょう。
となると、もし仮に自分が死ぬことになったとしても、お金に困る人はいませんよね?
自分1人で両親を養わなければならないといった状況でもない限り、配偶者や子供がいなければ誰かにお金を残す必要はあまりないでしょう。
また、何らかの事情で働くことができなくなっても、実家に帰ればご飯を食べるのに困ることはないはず。
実家に帰るくらいのお金なら余裕で払えるもんね。
両親にはしっかりと感謝しつつ、助けが必要なときは頼る。
子供が問題を自分ひとりで抱え込んでしまうくらいなら、両親も頼られることを望んでいるはずです。
つまり、主に「自分がお金を稼ぐことができなくなったときに必要なお金」を保障してくれる生命保険は、ほとんどの新社会人に必要ないということ。
毎月数千円の保険料を払うくらいなら、その分を貯金しておけばOKです。
その貯金が自由に使える”保険”になりますからね。
前提条件に疑問を持とう
今回ぼくが受けたプレゼンの序盤では「もしあなたが30日間の入院をすることになったら」という前提条件で、入院生活にかかる費用の試算が始まりました。
この段階でぼくが疑問を感じたのは、「そもそも30日間の入院を要するような状況が起こりうるのか」ということ。
上記の画像によると、日本での平均在院日数は31.9日とされていますが、それは90歳以上の患者の在院日数も含んだ場合の数字。
ぼくのような若者に当てはめるには誤差が大きすぎます。
20~24歳の平均在院日数は13.0日と、平均の半分をも下回る数値です。
さらに、若い世代の人たちはそもそも入院しなければならない状況になる確率自体がもっと低いでしょう。
先日、ぼくの姉(26歳)は子宮の腫瘍を摘出するという手術を伴った入院をしましたが、その在院日数はわずか4日間でした。
在院が長期になるのはうつ病や双極性障害といった精神障害が主で、その期間は3~6ヶ月程度といわれています。
そのため身体的な異常であれば、たとえ手術を伴った入院だとしても入院は短期で済むはず。
もっと冷静に考えてみよう
30日間という長期の入院を想定するのは少し短絡的すぎます。
危険な仕事が続いたり精神的につらくなることが想定できる職場でないかぎり、新入社員が加入すべきだという保険は限られてくるのではないでしょうか。
不安に駆られた衝動で保険商品を買うと確実に失敗するので注意が必要です。
まずは前提条件から疑ってかかること。
新社会人でも、いきなりお金の知識が試される
新社会人だからといって油断していると、今回のように必要のない金融商品を買ってしまうことになります。
しかも当の本人は、それが自分にとって必要のない商品であることには気づきません。
自らの知識不足が原因で、毎月の保険料が給料から天引きされて、自由に使えるお金を減らすことになります。
ぼくもある程度は予想していましたが、まさか出勤初日からこんな場面に出くわすとは思いませんでした。
お金のことは誰も教えてくれない
お金の知識が試される場面は突然やってきます。
今回のような、新入社員に対する過剰な保険商品の売り込みはさすがにヒドいと思いますが、それでも自分の判断でお金を払った以上は自分の責任です。
しかし、そんな場面が訪れるまでに誰かがお金について詳しく教えてくれるかというと、そうではないのがこの資本主義社会。
自主的に勉強して、自分のお金は自分で守らなければ誰も助けてくれません。
そこでここからは、ぼくが実際にやってきたお金の勉強法を3つご紹介しようと思います。
新社会人におすすめの勉強法3選
ぼくが新社会人におすすめしたい勉強法は以下の3つ。
- 本を読む
- 実際に投資をしてみる
- お金の流れを考えながら生活する
それぞれ順番に解説していきますね。
①:本を読む
やはりどこまでいっても勉強とは切り離せないのが「読書」です。
あなたも自分のお金を自分で守るために、今日から本を読み始めましょう。
ぼくがあなたのお金を守ってあげたいのはやまやまですが、それが不可能なのはあなたにも分かるはずです。
なので、ぼくがお金の勉強をするにあたって読んでみた本の中でおすすめなものを、3冊だけ紹介しますね。
20代のいま、やっておくべきお金のこと
タイトルのとおり、新社会人くらいの年代の人が押さえておくべきお金の知識を1冊で体系的に学べます。
ぼくはこの本を読んで「あとは加入する保険を検討するだけだな」と感じたので、このあと紹介する「いらない保険」という本を読みました。
結果的にはまずまずの知識が身についたので、学生のうちに読んでおいてよかったです。
臆病者のための億万長者入門
金融についての本といえば橘玲先生、ということで2冊目のおすすめ本は「臆病者のための億万長者入門」です。
今この記事を読んでいるあなたは宝くじを買っていますか?
橘先生がいうには、
宝くじは「愚か者に課せられた税金」
だそうです。笑
その理由は明らかで、宝くじは国家が独占して行う“ぼったくり事業”ですからね。
そんな歯に衣着せぬ物言いで金融についての常識を教えてくれるのがこの本。
新社会人に限らず、ぜひ読んでおきたい1冊です。
いらない保険
最後におすすめするのは、先程も少し触れた「いらない保険」という本です。
ぼくはこの本を読んだおかげで、今回の保険商品が自分に必要なのかどうかを判断することができました。
- 自分に本当に必要な保険がどれなのか知りたい
- ムダな保険を解約して、保険料を下げたい
という方はぜひ読んでみてください。
保険に対するイメージがきっと変わるはずです。
上記の3冊はホントにおすすめですが、投資や不動産についての本など、他にも紹介したい本はたくさんあります。
本はどれだけ読んでもそのたびに新しい学びが得られるので、この3冊に限らず、ぜひできるだけたくさんの本を読んでみてください。
読書のメリットについては以下の記事にまとめています。
» 年間100冊の本を読んで実感した、読書がもたらす5つのメリットまとめ
②:実際に投資をしてみる
ぼくは「お金の勉強をするには投資をしてみるのが1番早い」と思っていたので、学生のうちからつみたてNISAを始めてみました。
実際にやってみた感想としては、
投資をするなら長期で、「銀行預金よりも少し高い金利を目指す」くらいの気持ちが自分に合っているな~。
といった感じ。
デイトレードやFXなどの投資も楽しそうではありますが、短期で利益を得ようとすると運要素が強くなる上に、かなりの勉強やチャートに張り付いている時間も必要です。
それに対して長期投資を前提としたつみたてNISAであれば、最初にいくつかの設定を行って放置するだけですし、“長期”が前提なので株価が下がっても全然ドキドキしません。
最初の設定を行うにしても少し投資の用語や基本知識を学ぶことになるので、「つみたてNISAで初めての投資をしてみる」というのは初心者の方にとってかなりお金の勉強になると思います。
これを機にぜひ投資を始めてみてはいかがでしょうか。
ぼくのように学生のうちからでも始めることができますよ。
③:お金の流れを考えながら生活する
“勉強”というと、受験勉強のような座学を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、そんなに身構えなくても大丈夫です。
お金において最も勉強になるのは、実際にお金を使うこと。
今まで以上に多くのことを考えながらお金を使ってみてください。
お金の使い方を真剣に考えるだけでもかなり勉強になりますからね。
ビジネスモデルについての本を読んだりして前提知識を身につけておくとより効果的ですが、「このお店はどうやって経営を続けているのか?」ということを意識して生活するだけでもOK。
- 売上の内訳
- 商品の原価率
- 利益の再投資先
など、そのお店が主にどの商品を売ることで利益を得ているのか、儲かったお金を何に使って次の収益につなげているのかなどを考えることで、効果的なお金の使い方がなんとなく分かります。
それを自分の生活に落とし込むことで、“自分株式会社”を経営する。
そんなイメージで生活するとお金について真剣に学ぶ姿勢が身につきますし、より価値のあるお金の使い方ができるようになるはずです。
「自分株式会社」という概念については、以下の記事をご参考に。
【外部サイト】»「自分株式会社」を経営せよ。副業年収4000万円のmotoが教える“生涯年収を最大化する”方法
まとめ:新社会人は自分でお金の勉強をしよう
今回は、ぼくが新社会人として経験した「保険勧誘」の話から、お金の勉強の大切さについて解説してきました。
個人的におすすめな勉強法を最後にもう1度まとめておきます。
【新社会人におすすめの勉強法3選】
- 本を読む
- 実際に投資をしてみる
- お金の流れを考えながら生活する
この記事で何度もお話ししたとおり、自分のお金は自分で守らなければなりません。
お金の知識は誰も教えてくれないので、自分でしっかり勉強しておかないと、今回の保険の話のようにムダな金融商品を買わされることになりますからね。
“お金の勉強”というと少し漠然としていて気が遠くなるかもしれませんが、1冊本を読むだけでもかなり勉強になるので、そんなに身構えなくても大丈夫です。
今日から少しずつお金のことを意識して生活してみてください。
とうことで今回は以上です。それではまた!
- おすすめ就活サイトをご紹介→無料で使える就活サイトおすすめランキング
- 実際にブログを運営してみたい→初心者でもできる、ブログ運営の始め方
- 月額980円で本が読み放題!→Kindle Unlimitedのサービスがお得すぎる
- スキマ時間で稼ごう!→大学院生におすすめのバイト6選
コメント