大企業に就職するのってむずかしいの?
大企業から内定をもらう方法とか、気を付けるべきことについて知りたい。
こんな疑問にお答えします。
- 大企業に就職することの難しさ
- 特別な実績がなくても、大企業から内定を獲得する方法
- 就職活動において気を付けるべきこと
僕は地方国立大学の大学院生として就活をし、大企業に就職することができました。
そこで今回は、自分の経験を振り返りつつ、大企業に就職することの難しさについてお話ししていきます。
これから就活を始めるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
大企業に就職するのは難しいのか?
就活生なら誰もが検討するであろう「大企業」ですが、その割合や倍率を考えると、やはり難しいといえます。
日本における大企業の割合
僕たち学生が知っている企業名のほとんどは大企業です。しかし上の図を見てもらうと分かるように、大企業の割合はかなり少ないのが事実。
意外だとは思いますが、多くの人に認知してもらえるのは大企業ならではの資金力でテレビCMなどの広告を打っているからなのです。
この大企業の割合という事実を考えると、大企業に就職するのはかなり難しいといえます。
しかし、企業の数で見るとかなり割合の小さい大企業ですが、そこで働く従業員の人数は中小企業よりも遥かに多いです。
そこで、日本のサラリーマン全体に対する「大企業サラリーマン」の割合を見てみましょう。
この図から分かるのは、「日本のサラリーマンの3割は大企業に勤めている」ということ。
そう考えると、大企業に就職するのはそこまで難しいことではないといえます。
実際に僕は、
- バイト
- サークル
- 大学の勉強
しかしてこなかった普通の学生でしたが、従業員が17.000人を超える大手メーカーに就職することができました。
大企業に就職するのは難しいとは思いますが、海外留学や学生団体の運営といった華々しい実績は必要ありません。
戦い方しだいで何とかなるのが就活です。
そう言われると希望が見えてくるね。
業種によって、難易度に大きな差がある
先ほどは、大企業への就職はそこまで難しいものではないと言いましたが、実際はその業種によります。
入社が難しい業種ランキングを見ると、広告や放送、商社といった業界は難易度が高いのが分かります。
これらの業界は総じて認知度が高いので、その分就職を希望する学生も多くなるんです。
あくまでも大企業に就職することを目指すならば、難易度の高すぎない業種を選ぶのも作戦としてはアリですね。
多くの大企業に学歴フィルターが存在する
「学歴フィルター」とは、特定大学の出身者以外を採用選考から外すことです。あなたも1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
現在の日本における大企業の現状としては、まだまだ学歴フィルターが残っている企業が少なくありません。
「採用活動をしていくうちに学歴が比較的高い学生だけが選考に残った」というのが事実なのかもしれませんが、実際に僕が就職する大企業でも、同期はほとんど国立大学か有名私立大学の出身者でした。
とはいえ、学歴フィルターがかかっているのは書類選考のみです。実際に面接官と話をするときに学歴は関係ありません。
なので、自分の学歴に自信がない場合でも、大企業への就職は諦めなくても大丈夫です。
大企業にも積極的にチャレンジしていきましょう。
大企業から内定を獲得する方法
実際に大企業から内定を獲得した僕ですが、特に素晴らしい実績を持っていたわけでもなく、実践したことはいたって普通です。
それは主に以下の3つ。
- OB訪問やインターンシップに参加する
- 大学の推薦枠を利用する
- 情報収集を欠かさない
それぞれ順番に解説していきますね。
OB訪問やインターンシップに参加する
まずは同じ大学の先輩に詳しい話が聞ける、OB訪問です。
OB訪問には、
- 企業の社員が自分の出身校を訪問して簡易的な説明会をしてくれる
- 自分から先輩にアポを取って、カフェなどで話をする
という2種類の形式がありますが、僕は大学に訪問してくれた先輩の説明会に参加しただけでした。
とはいっても、その説明会に参加したことによってリクルーターが付いて採用につながったので、大学で開催されるOB訪問にはできるだけ参加しておくことをオススメします。
インターンシップにもとりあえず参加
大企業は採用活動に投資できる資金が多いので、インターンシップを開催してくれる場合が多いです。
申込フォームには、必ずといっていいほど「インターンシップの内容は、採用活動に全く関係ありません」という謳い文句が添えられていますが、絶対に採用に関わってきます。
これはどの企業でも確実です。
つまり企業が嘘をついてるってこと?
人を採用する側の立場になって考えてみれば当然で、
- 面接で初めて会う学生
- インターンシップで会ったことのある学生
のどちらを選ぶ可能性が高くなるかというと、後者に決まっていますよね。
なので、交通費もかかって少し面倒ではありますが、気になるインターンシップにはとりあえず参加しておくのが得策だというわけです。
インターンシップに行くべき具体的な理由やメリットについては以下の記事でまとめているので、よければ合わせてご覧ください。
» 大学院生こそインターンシップに行くべき!経験者が理由やメリットを解説
大学の推薦枠を利用する
就職したい企業が決まっているのであれば、大学の推薦枠を利用するのが得策です。
僕は実際に、推薦枠を利用したことによって早く選考が進み、4月の下旬には就活を終えていました。(ほとんどの企業が就活ルールを無視しているのが現状)
「学校推薦を利用して採用された場合は、必ずその企業に就職しなくてはならない」という制約はありますが、その制約があることによって、自分の志望度を強く示すことができます。
推薦を利用するのにもメリットとデメリットがありますが、大企業に就職するためには「使えるものはすべて使う」というスタンスの方が有利です。
大学や学部によって細かいルールの差はありますが、推薦枠の利用も検討してみてはいかがでしょうか。
» 理系学生の学校推薦とは?メリット・デメリットも合わせて解説
情報収集を欠かさない
大企業に就職するのはそこまで難しくないと言いましたが、まずは書類選考を通過しなければ何も始まりません。
そのためには、業界や企業の情報に加えて、選考を通過しやすいエントリーシート(ES)の書き方なども知っておく必要があります。
特に自分の学歴に自信がない場合は、エントリーシートの内容で他の学生との差別化を図るしかありませんからね。
そんなときにオススメなのが、就活エージェントや就活サービスです。
その中でも特に役に立ったのは、「就活ノート」という、先輩就活生が感じたリアルな就活情報をみることができるサービスでした。
- 実際に選考を通過したESが見られる
- 選考や試験問題の情報を見ることができる
- 「面接で飛び出た爆笑エピソード集」などの、就活エピソード系コラムが読める
といった、実際に就活を経験した先輩に聞かなければ分からないような貴重な情報を、無料で手に入れられる大変コスパのいいサービスです。
自己分析ツールを使えたり選考を通過したESの実例を見ることができると、自分のESも格段に書きやすくなるので、登録しておくのがオススメ。
情報収集の遅れはそのまま選考の遅れに直結するので、今すぐにでも登録しておきたいですね。
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関連記事:【評判・口コミ】「就活ノート」のサービス内容とメリットを徹底解説
大企業だけにこだわりすぎない
ここまでは、大企業に就職することの難しさや、その方法についてお話ししてきました。
しかし僕の個人的な意見としては、大企業だけにこだわりすぎるのも良くないと思っています。
大切なのは、自分に合った企業で働くこと
大企業に就職したからといって、“人生勝ち組”というわけでもありません。
令和のこの時代、数々の企業でリストラが始まり、たとえ大企業に就職できたとしても、一生安泰というわけにはいかなくなりましたからね。
就活の目的は、自分に合った企業で働くことです。毎日嫌な思いをしながら大企業に通うことではありません。
なので、
- 自分が本当にやりたいことは何なのか
- 自分はどんな生き方、働き方をしたいのか
という点についてよく考えて、その目的を達成できる企業を探しましょう。
大企業だからといって自分の目的をすべて満たしてくれるわけではありませんからね。
» 大手に内定しても「内定ブルー」になる?不安を解消する方法を解説
内定ゼロだけは避けたい
大学を卒業して就職すると決めた以上、どうしても内定ゼロだけは避けたいですよね。大学受験のときと同様に、行く当てがなくなっては困ります。
そのためにはある程度の妥協点を考えておき、高望みをしすぎないことも重要です。
これからはもっと転職する人も増えて、1社だけでサラリーマン人生を終える人の割合も減っていくでしょうからね。
とりあえず自分の入れる企業に就職してみて、どうしても会わないならば転職、という選択肢もあります。
世の中には星の数ほどの企業が存在するので、1社目で自分にピッタリの企業が見つかるとは最初から考えずに、とりあえず内定ゼロを避けられるように就活を進めるのがオススメです。
この考え方だと精神的に追い込まれることもなく、わりと楽に就活を進めることができますよ。
就活のつらさで鬱病になっちゃたら意味がないからね。
まとめ:大企業に就職するのは難しいが、情報しだいで難易度を下げられる
ということで今回は、大企業に就職することの難しさや、その方法についてお話ししてきました。
最後にこの記事の内容をまとめます。
- 大企業に就職するのは難しいが、業種によって難易度に差がある
- 大企業から内定を獲得するのに特別な実績は必要ない
- 日頃から情報収集をして、大企業にこだわりすぎない
「就活は情報戦」と言われるように、日頃の情報収集が就活の勝敗を決めます。
当然、選ぶことができるのは、自分が知っている企業だけですからね。
自分に合った企業は「自分の知らない企業」の中にあるかもしれません。
あとで後悔しないためにも、「就活ノート」などのサービスを利用して、日頃から情報収集をしておくことをオススメします。
どれだけ使っても無料なので、気になる方は今すぐ登録してみましょう。
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