「メモの魔力」を読んだ人の感想や、本の要約について知りたい。
本を読んだあとにやるべきことや、メモのとり方についても教えてほしい。
こんな疑問にお答えします。
- 「メモの魔力」の基本情報、読んだ感想
- 自分のメモで「メモの魔力」を要約
- 読んだあとにやるべきこと
どうも、なすびと申します。
今回は「メモの魔力」を読んだので、その内容をさっそくメモで要約してみました。
実際にぼくがとったメモの画像も添えて、本書の内容について解説していきます。
購入するかどうかで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「メモの魔力」について
まずは「メモの魔力」の基本情報と、実際にぼくが読んでみた感想を簡単にまとめました。
基本情報
書名:メモの魔力
著者:前田裕二
出版月:2018年12月
出版社:幻冬舎
定価:1,400円+税
本書はNews Picksと幻冬舎のコラボ本として出版されました。
著者はSOWROOM社長の前田裕二さんで、編集者は幻冬舎の箕輪厚介さんです。
著者:前田裕二さんの経歴
1987年東京生まれ→2010年に早稲田大学政治経済学部→外資系投資銀行→DeNA→SHOWROOM株式会社代表取締役社長
前回の著書「人生の勝算」はAmazonベストセラー1位を獲得しています。
この「人生の勝算」のアンサー本となるのが、今回の「メモの魔力」。
前田さんは幼いころに両親を亡くし、兄や学校の先生にほめてもらうのが嬉しくてメモをとり始めたそう。
その過程で身についたメモをとる習慣に磨きがかかり、現在の活躍の基盤となりました。
本書には、その“魔力”の全てがまとめられています。
読んでいる途中でメモをとりたくなる
この本を読んでいると異様にメモをとりたくなってきて、ぼくは読み終える前にモレスキンのノートを購入してしまいました。
そして読み終えると同時に、その内容をメモにまとめて要約。
といった感じで、
- なぜぼくたちにはメモが必要なのか?
- メモをとることによってどんなメリットが得られるのか?
をイメージしやすい内容になっていて、多くの方が心を動かされるはずです。
ぼくが大学の後輩にこの本をおすすめしてみたところ、その彼も読み終える前にメモを購入していました。笑
実際にとった「メモの魔力」の要約メモ
ぼくが実際に本の内容を要約したメモがこちら。
初めての前田式メモだったので、まだ上手くまとまっていない部分は多いですが、今回はこのメモをもとにして、ぼくなりの要約をまとめていきます。
「メモの魔力」をメモで要約してみた
今回ぼくが自分のメモを使ってこの本を要約してみたところ、以下の3点にまとまりました。
- メモは「第2の脳」
- ファクト→抽象化→転用
- 言語化する能力
それぞれ順番に解説していきます。
要約①:メモは「第2の脳」
まずは1つ目。メモをとる目的についてです。
前田式のメモでは、メモをとることによって新たな知的生産につながる思考をもつことを目的としています。
一般的に「メモをとる」というと、見たり聞いたりしたことをそのままノートに写すだけ、といった人が多いでしょう。
単なる記録で終わらないのが前田式
単純に起きたことや見聞きしたことを書き写すのではなく、新しいアイデアや付加価値を自ら生み出すことを強く意識して、メモを書き始めてください。
自分が受け取った情報は単なる「ファクト(事実)」として最初から分かっている前提で、そこから何が言えるのか、どうアクションするのかを考える。
前田式のメモでは、この一歩踏み込んだ思考をもつことが最も重要です。
記録のためのメモならロボットでもできる。
だからこそぼくたちは、「人間にしかできない知的生産」に集中するためにメモを使うんです。
それが第2の脳としてのメモのあり方。
- メモをとる目的は、知的生産につながる思考をもつこと
- ファクトから具体的なアクションを考えるのが重要
- 単なる記録としてではなく、「第2の脳」としてメモをとる
要約②:ファクト→抽象化→転用
前田式のメモには、「ファクト→抽象化→転用」という最強のフレームワークが存在します。
簡単に説明すると以下のとおり。
- インプットした「ファクト(事実)」をもとに、
- 気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
- 自らのアクションに「転用」する。
これが知的生産メモにおける一連の流れです。
ファクトを記録しただけではロボットと同じ。
そのファクトから本質的な思考を取り出し(抽象化し)、知的生産につなげる。
さらにそこで終わらず、抽象化した思考を具体的な行動に反映させる(転用する)のが重要。
その中でも特にむずかしいのは2つ目の「抽象化」なので、詳しく解説しておきますね。
抽象化の3類型
「ここで書いた具体的な情報を受けて、何か言えることはないか。そこに気づきはないか。他に応用可能な法則はないか。」と考える作業が抽象化です。
物事の本質をつかむためにはこの思考が欠かせないんですが、なんともむずかしい。
そもそも「抽象化」っていう言葉自体が抽象的だよね。
そこでこの抽象化という考え方を実践しやすくするために、前田式の抽象化3類型が存在しています。
- What型:目の前の事象に別の言葉で表せないか
- How型:どんな特徴があるのか
- Why型:そのファクトはなぜ起きたのか
見聞きしたファクトに対して、以下のような思考を深堀りすることで抽象化しやすくなります。
ここではその中でも、How型の抽象化についての例をご紹介。
How型抽象化の具体例
■How型抽象化(どんな特徴があるのか?)
例:ポケモン
- 特徴(ファクト):ポケモンというゲームにおいては、それぞれのモンスターに属性があり、属性に応じた攻撃を仕掛けることによって、効果が増大する。
- 抽象化:相手に応じて攻撃方法を変える。
- 転用:就職試験の面接でも、面接官の特徴に応じて、話すエピソードを変えるべき。
といった感じで、自分が見聞きしたことや自分の身に起こったことをスルーせず、深堀りして考えて書き記すのが前田式のメモ術です。
あなたも本書を参考にして、「ファクト→抽象化→転用」という知的生産メモを実践してみてはいかがでしょうか。
- 「ファクト→抽象化→転用」という最強のフレームワーク
- 物事の本質をつかむためには、抽象化が欠かせない
- 3類型を利用すると、ファクトを抽象化しやすくなる
要約③:言語化する能力
上記で詳しく解説した抽象化ですが、そのプロセスには、概念に端的でわかりやすい標語をつける「言語化能力」が求められます。
メモをとろうとすると、あらゆる現象や思いを紙の上で言葉にしなければなりません。
そのために必要なのが「言語化」のスキルというわけです。
「生きた言葉」で想いを伝える
自分の内に熱い想いがあっても、それを表現する言葉が思い浮かばなければ相手に伝わりません。
つまり、想いを伝えるには単に熱量があればいい、というわけではなく、その熱が伝染するような「生きた言葉」を使う必要があるんです。
「こういう言葉で表現したら伝わりやすいだろう」と予測した上で、その相手に適切な言葉を選んで使う。
高い言語化能力を持っている人には、共感者が集まってきます。
What型の抽象化思考で訓練する
言語化能力を高めるには、What型の抽象化思考が有効です。
目の前の事象を別の言葉で表す訓練をしていれば、自然とあなたの語彙は増えていくでしょう。
その組み合わせによって作られるのが「生きた言葉」。
日頃からWhat型のメモを通して訓練しておくことで、相手に想いを伝える能力が高まっていくんです。
- メモをとるには、「言語化能力」が欠かせない
- 「生きた言葉」で思考を言語化する
- 「言語化能力」を高めるには、What型の抽象化思考が有効
「メモの魔力」を読んだあとにやるべきこと
要約を読んだら、なんとなく満足しちゃったんだけど。
読んだあとに行動しなければ、読書の意味がありませんよ。
「では具体的に何をするか」まで書かなければ人生は変わらない
ここまで読んでくれたあなたには、メモの重要性や、前田式のメモのとり方が理解できたと思います。
そこでここからは、「メモの魔力」を読んだあとにやるべきことについて、ぼくが実際にとった行動を交えながらお話していきますね。
メモを買う
「メモの魔力」を読んだら、まずは自分用のメモを買いましょう。
ぼくは本を読んでいる途中で、本書内でおすすめされていたモレスキンのノートを購入しました。
こんなに分厚くて大きなメモを買ったのは初めてだったので、家に届いた瞬間にかなりテンションが上りました。
個人的には、
- 黒
- ラージ
- ドット方眼
のノートがかっこよくておすすめです。
メモをとりまくる
メモを購入したらさっそく、ぼくのように「メモの魔力」の要約をまとめてみましょう。
最初はどんな感じで書き込んでいけばいいのか分からない部分もありますが、前田式のメモ術を読み返しながら、自分なりにメモをとってみてください。
重要なのは「ファクト→抽象化→転用」です。
このフレームワークを身につけることこそが、知的生産メモの最大の目的。
ぼくは他の本についても、前田式のメモ術で要約するようになりました。
今はまだ始めたばかりでごちゃごちゃしている部分も多いですが、繰り返しているうちにだんだん上手くなって、頭の中を整理するスピードも速くなっていくはず。
最終的には、前田さんがとっているような洗練されたメモを目指します。
抽象化についてもう少し学ぶ
とりあえず自分でメモを買って、本の内容どおりにメモをとってみたけど、いまいち納得のいく抽象化ができない。
そんなときは、抽象化についてもう少し深く学んでみるのがおすすめです。
ぼくもなかなか上手くメモがとれなかったので、実際に抽象化について学ぶための本を買って勉強しました。
その本がこちら。
抽象化を実践してみると、おそらく多くの方がそのむずかしさを実感すると思います。
そんなときは、この「具体と抽象」を参考にしてみてください。
前田さん自身も、「メモの魔力」の中でこの本を紹介していますよ。
まとめ:「メモの魔力」を使いこなして、自分の人生を生きよう
今回は、実際に「メモの魔力」を読んでみたぼくが、その内容を前田式のメモで要約してみました。
最後にもう1度この記事の内容をまとめておきます。
【「メモの魔力」の要約】
- メモを「第2の脳」として使う
- 「ファクト→抽象化→転用」で知的生産メモをとる
- メモで「言語化能力」を高める
【読んだあとにやるべきこと】
- メモを買う
- メモをとりまくる
- 抽象化について追加で学ぶ
ぼくはこの本をきっかけに、今まででは考えられない量のメモをとるようになりました。
実際に前田式のメモをとってみると分かりますが、今までのメモがいかにムダだったかということに気がつきます。
これまでの自分のメモは、知的生産とはかけ離れた単なる記録でした。
そして何よりも、自分の頭で考えたことを文字で表現して、自分の行動に反映させる(転用する)プロセスが純粋に楽しいです。
あなたもメモで人生を変えたいならば、ぜひ本書を読んでみてください。
今回は以上です。それではまた!
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