せっかく読んだ本をムダにしたくないから、内容をアウトプットして記憶に定着させたい。
でもどうやって読書のアウトプットをすればいいのかな。
効果的なアウトプット方法ってある?
こんな疑問にお答えします。
- 最も効果的な読書のアウトプット方法が「人に話すこと」だと感じた理由
- その他にも効果的な読書のアウトプット方法を3つご紹介
どうも、なすびと申します。
ぼくは年間120冊以上の本を読みながら、そのアウトプット方法を模索しつつ改善してきました。
その過程で、最も簡単かつ効果的だったアウトプット方法は「人に話すこと」だと分かり、今もなお新しい本を読むたびに実践しています。
この記事では、ぼくが実際に試してきたアウトプット方法の中でも効果的だったものについてまとめました。
読書の効果をもっと高めたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
読書のアウトプットで最も効果的なのは「本の内容を誰かに話すこと」
ぼくが実践してきたアウトプット方法の中で最も効果的だったのは、「本の内容を誰かに話すこと」です。
誰かに話すためには、内容の理解が必要
そもそも本の内容を誰かに話すということは、著者に変わってあなたがその内容を説明すること。
となると、理解度が低ければあなたはその本について語ることはできません。
つまり、誰かに話すことを前提として読書をすると、途中で「ん?この部分はよく分からないぞ…?」と思ったときでも逃げずにちゃんと理解してから次へ進むようになるんです。
アウトプットを前提とした読書にこそ効果がある
自分が理解していないことは人に説明できませんし、仮に話し始めたとしても、うまく説明できなくて自分の理解不足に気がつきます。
そんな状況を避けるためにも、「人に話すことを前提とした読書」はかなり効果的でした。
理解が深まると、アウトプットの質も高まる
人に話すことを前提として読書をすると、内容の理解度が高まることについては先述したとおりです。
さらに、本の内容について詳しく理解できていればいるほど、その説明も詳しくできます。
それがアウトプットの質が高まるっていうことね。
伝言ゲームをイメージしてみる
ぼくは読んだ本の内容について誰かに話すとき、伝言ゲームをイメージしています。
伝言ゲームというと、自分の前の人から聞いた情報を次の人にもできるだけそのままの意図で伝えるゲームですよね。
前の人の言葉の意図をできるだけ詳細に受け取るほど、相手に伝えやすくなるのが基本です。
これを読書に置き換えてみると、本の内容を詳細に理解するほど、それを他の人にも理解してもらいやすくなるということ。
このアウトプットの質が高まれば、本の内容をより具体的に自分の行動に落とし込めるようになります。
まずは自分の理解を深めるために、アウトプットの質の向上を目指すんです。
相手がその本に興味を抱いたら大成功
アウトプットの質の向上においては、「話した相手にその本を読ませること」を最終目的としましょう。
自分が読んだ本の内容を人に話して、その相手にその本を読ませることができれば、あなたのインプットとアウトプットの質は十分なレベルに達しているといえますからね。
本の内容をしっかりと理解し、著者に代わって主張できているということです。
それくらい本の内容が自分の頭にインプットされていれば、自分の行動にもより具体的に反映させられます。
イマイチ伝わらなかったら、もう1度本を読み返してみる
「本の内容を人に話す」というアウトプットがうまくいかなかった場合は、あなたの理解度が低いか内容が記憶に定着していないということです。
そんなときは、もう1度その本を読み返してみましょう。
このアウトプット方法は、自分の理解度を把握したり、本の内容を復習しなおすべきかどうかの判断基準にもなります。
その点からも、やはり「人に話す」というアウトプット方法が読書においては最も効果的でした。
効果的な読書のアウトプット方法をご紹介
先述したとおり、結論としては「本の内容を誰かに話すこと」が最も効果的な読書のアウトプット方法です。
しかしぼくは他にも複数のアウトプットによって読書の効果を高めています。
その方法が以下の3つ。
- 読書ノートをとる
- 文章として発信する
- 自分の行動に落とし込む
それぞれ順番に解説していきますね。
読書ノートをとる
まず1つ目のアウトプット方法は、読書ノートをとることです。
すでに実践している方もわりと多いのではないでしょうか。
ぼくが普段から読書ノートをとっているんですが、個人的におすすめのとり方が「メモの魔力」の前田式です。
メモを必ず見開きで使って、左のページには「ファクト(事実)」、右のページは真ん中で半分に区切って「抽象化」と「転用」を記入します。
- インプットした「事実(ファクト)」をもとに、
- 気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
- 自らのアクションに「転用」する。
上記のような流れで、本の内容を自分の行動に反映させられるようなノートのとり方です。
具体的な前田式のメモ術については以下の記事をご覧ください。実際にぼくがとった読書ノートの画像も掲載しています。
» 「メモの魔力」の内容を、自分のメモで要約してみた【メモ画像あり】
文章として発信する
2つ目のアウトプット方法は、ブログやTwitterなどで文章として本の内容を発信することです。
ぼくはこのブログを使って実践してきました。
本の内容を文章として発信するというアウトプット方法の良い点は、ノートよりも簡潔にまとめて発信する必要があって不特定多数の人に閲覧されるところです。
「人に話す」という行為のオンライン版ともいえますね。
本の内容を文章としてまとめるにはそれなりの理解度が必要ですし、筆者の主張や要点を抜き出す訓練としてもかなり効果的。
「自分が読んだ本の内容をちゃんと聞いてくれる人なんて周りにいない」という方は、ぜひオンラインでの発信をしてみてはいかがでしょうか。
ブログの開設方法については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
» 知識ゼロの初心者でもできる、WordPressでのブログの始め方を徹底解説!
自分の行動に落とし込む
3つ目のアウトプット方法は、実際に本の内容を自分の行動に反映させることです。
人に話すよりも難しくはなりますが、これこそが読書の最終目的といってもいいでしょう。
あなたが読書をするからには、
- 勉強
- 仕事
- 日常生活
などにおいて何らかの課題があるはずです。
本を読んだら、そこで得た知識をもとに自分の行動を変化させてみましょう。
「文章の書き方」についての本を読んだら、その内容を意識してブログを書く、といった感じです。
でも行動に落とし込むからには、やっぱり本の内容をちゃんと理解してなきゃいけないんだよね。
さらに読書をする前に、現状の自分の課題も明確にしなければいけませんね。
目的のない読書には効果がありません。詳しくは以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
» 目的のない読書には効果がない?目的の設定方法と効果の違いを解説
行動を変化させることが読書の最終目的
読んだ本の内容を実践し、行動を変化させることが読書の最終目的です。
それを言い換えると、本を読む前と後で行動が変わっていなければ読書の意味がないということ。
本の内容を自分の行動に落とし込むという行為は最終目的であると同時に、効果的なアウトプット方法でもあります。
最初のうちは難しいですが、習慣化すると日を追うごとに自分の成長を実感できるようになりますよ。
まとめ:読書をしたら、アウトプットを忘れない
今回は、読書のアウトプット方法についてお話ししてきました。
結論としては、比較的実践しやすくかつ効果的なものが「人に話すこと」といった感じです。
とはいえ最後にお話ししたとおり、読書の最終目的は自分の行動を変化させることであり、それを忘れてはいけません。
言わずもがな、最高に質の高いアウトプットは「本で得た知識をもとに行動すること」です。
最初は難しいですが、自分が読んだ本の内容を人に話す習慣がついてきたら、徐々に行動も変えられるようになってきます。
なのでまずはその第一歩として、本の内容を誰かに話すことから始めてみてください。
ということで今回は以上です。それではまた!
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