大学院生として研究するには、どれくらいの英語力が必要なの?
TOEICだと何点くらいなら安心できる?
大学院生におすすめの英語勉強法もあわせて教えてほしいな。
こんな疑問にお答えします。
- 大学院入試に必要なTOEICの点数
- 大学院生になってから必要な英語力
- 英語を身につけるのにおすすめな勉強法
どうも、なすびと申します。
ぼくは大学院生として2年間、研究を続けてきました。
大学院生はいつも研究に取り組んでいる印象がありますが、果たしてその活動の中で英語を使う場面はあるのでしょうか?
大学院に進学するかどうか迷っている方の中には、自分の英語力に不安を抱いている方も多いと思います。
でも安心してください。ぶっちゃけ地方国立大学レベルの大学院であれば、英語力はそこまで必要ではありません。
そこで今回は、
- 大学院生にはそこまで高いレベルの英語力が必要ない理由
- 「大学院生として研究を続けていけるレベルの英語力」を身につける勉強法
について解説します。
この記事を読んでコツコツと勉強すれば、安心して大学院生活を送れるレベルの英語力は身につきますよ。
ぜひみなさんも英語力を身につけて、より密度の濃い大学院生活を送りましょう。
大学院生に求められる英語力
結論からいうと、大学院生に求められる英語力はそこまで高くないです。
もちろん、東大や京大などの国内トップクラスの大学院であれば、高い英語力が求められるかもしれません。
しかし、僕が通うような地方国立大学くらいの大学院ならば、英語に全く自信がなくてもぜんぜん大丈夫です。
大学院とはいっても、日本の大学ですからね。
事実として、東大や京大レベルの大学院に進学する方の割合はかなり低いです。
そのため、多くの大学院生にとって、そこまで高いレベルの英語力は必要ないと言えるでしょう。
大学院入試に必要なTOEICの点数
大学院入試に必要なTOEICの点数の目安は、600点前後です。もちろん700点を超えている人もいますし、400点ぐらいの人もいます。
とはいえ全体を平均すると、地方国立大学レベルでは600点前後の学生が多いようです。
一般的な大学院の入試では、
- 面接(研究内容などについて)
- TOEICの点数(スコアシートを提出)
- 専門分野の筆記試験(僕の場合は化学)
の合計で、合否が決まります。
あくまでも合否は“上記3科目の合計得点”で決まるため、TOEICの点数が低くても、専門分野の試験で点数を取ればいいだけです。
そのため、そこまで頑張ってTOEICの点数に固執しなくても、問題はありません。
僕の友人には、400点ぐらいでもちゃんと大学院生として研究している人もいますよ。
TOEICで400点も取れない学生は、とりあえずさっさと勉強しろってことね。
大学院生になってから必要な英語力
大学院生になってから英語を使う機会が劇的に増えるかというと、そんなことはありません。
大学院生が主に英語を使用するパターンとしては、
- ゼミ資料の英語論文を読む
- 国際学会で、英語を使って研究結果を報告する
- 研究室の留学生に、英語を使って実験を教える
ぐらいです。
パッと見では難しそうに感じるかもしれませんが、英語が思い浮かばなくてもGoogle翻訳を使えば解決するので、困ることはほとんどありません。
むしろ大変なのは英語力というよりも、英語から日本語に訳した論文を理解することですね。
日本語でも分からない単語が出てきたりするので、かなり頻繁にググります。結論としては、Googleが潰れないかぎり英語力の心配はしなくても大丈夫です。
英語を身につけるのにおすすめな勉強法
先ほどは、「Googleが大学院生の英語力をカバーしてくれるから大丈夫だ」とは言いましたが、いつもGoogle頼るわけにもいきません。
英語を使わなければいけない場面でいつもググっていると、
- コミュニケーションのテンポが悪くなる
- ゼミや学会で注意されたりする
といった問題が生まれます。そのため、ある程度は自分でも英語を使えるように勉強しておいた方がいいでしょう。
僕が大学院生におすすめする勉強法は以下の4つ。
- TOEICの参考書を買って勉強する
- 英語の学術論文を読みまくる
- 研究室の留学生と英語で話す
- 英語学習ツールを利用する
僕は大学院1年生のときにTOEICで725点を取得しているので、ある程度は信用できる勉強法だと思います。
それでは1つ目から順番に説明していきますね。
TOEICの参考書を使って勉強する
「英語力をつけろ」と言われても、最初は何から始めればいいか分かりませんよね。
いきなりスピーキングや英語で論文を書く練習をしても、仲のいい留学生とかがいない限り、勉強の成果を確認する方法もありません。
そのため、まずは参考書を使ってTOEICの点数向上を目指すことをおすすめします。
試験内容もリスニングとリーディングのみなので、大学院生にとっては最適です。
点数として勉強の成果を確認しやすいうえに、高得点をとれば就活でも有利になれますよ。
▼僕がTOEICで725点を取得するまでに使用した参考書は以下の2冊のみ。
600点前後を目指すだけならば、ぶっちゃけ「金のフレーズ」だけでも余裕で到達可能です。
どの教材を使うにしても重要なのは、コツコツと継続することですね。英語力なんて1日では絶対に身につきません。
英語の学術論文を読みまくる
大学院生が英語の論文を読むと、
- 自分の研究についての知識が増える
- 英語のリーディングスキルが上達する
と、一石二鳥です。
研究室のゼミ発表で英語の論文を読むことも多いので、その際は英語を勉強するつもりで取り組みましょう。
もちろんGoogle翻訳を使うのも良いですが、あくまでも調べるのは単語だけにして、原文を読みつつ訳すクセをつけましょう。
論文全体をGoogle翻訳にコピペして日本語訳する大学院生もたくさんいますが、もったいないのでやめておいた方がいいです。
せっかく英語を勉強する機会なので、楽をしようとせずに、今のうちから勉強しておきましょう。論文を適当に読んでいると、あとから後悔することになりますよ。
研究室の留学生と英語で話す
自分の研究室に留学生がいる方は、積極的に英語で話しかけてみましょう。
僕の研究室にはエジプトなまりの英語を話すエジプト人留学生がいるので、英語を話すことに対する抵抗はなくなりました。
日本語にも大阪弁や名古屋弁といった“なまり”があるように、英語にも国ごとの“なまり”が存在します。
自分の英語は下手だから話すのは怖い…。
と感じる方は多いでしょうが、「日本人なまりの英語」も存在するので、間違っていてもどんどん話していきましょう。
ジャパニーズイングリッシュでも、ジェスチャーを使えば大体のことは伝わります。
カタコトで話す外国人のことを凄いなと感じるように、カタコトで英語を話す日本人も凄いなと感じてもらえますよ。
英語学習ツールを利用する
英語の学術論文を読むのは大変だし、わたしが気軽に話しかけられる外国人もいないよ…。
そんな方は、英語学習ツールを利用してみてください。おすすめなのは以下の2つ。
スタディサプリ
「スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)」では、スマホ1代でいつでもどこでもTOEICの学習を行うことができます。
関先生の分かりやすい動画講座に加えて、本番形式の問題集や、トレーニング用のコンテンツも利用することが可能。
↓関先生の講座は以下のような短めの動画で進みます。
参考書を使って黙々と勉強するのが苦手だという方は、ぜひスタディサプリのTOEICの対策コースを利用してみてください。
登録が簡単な上に、初回は7日間の無料体験ができますよ。
» スタディサプリENGLISH(公式サイト)
DMM英会話
「DMM英会話」では、24時間いつでもどこでもレッスンが受けられるので、忙しい学生の方でも気軽に利用できます。
- いきなり外国人講師と話すのはちょっと不安
- 日本語でも英語についての相談がしたい
- 周りの目が気になるため、誰にも見られずに英会話をしたい
という方でも安心して利用できるように、日本人講師のレッスンも用意されています。
25分のレッスンを、無料で2回体験することもできるので、少しでも英語を話す体験をしてみたい方はぜひ利用してみてください。
無料体験コースから有料体験コースへの自動更新もないので、気軽に始められますよ。
» DMM英会話(公式サイト)
ぼくが実際に英語学習ツールを使って勉強するとしたら、まず初めにスタディサプリでTOEICの点数がそこそこ取れるようになってからDMM英会話の無料体験を実施します。
やはりオンラインとはいえ、いきなり外国人講師と英語で話すのはなかなかハードルが高いですからね。
日本人講師だったら初めてでも少し安心できるね。
まとめ:大学院生になるには、コツコツ英語を勉強しよう
今回は、大学院生に求められる英語力や、英語の勉強法についてお話ししてきました。
大学院生におすすめの英語勉強法を、ここでもう1度まとめておきます。
- TOEICの参考書を使って勉強する
- 英語の学術論文を読みまくる
- 研究室の留学生と英語で話す
- オンライン英会話を利用する
上記の方法をコツコツと続ければ、確実に大学院生として生き抜けるレベルの英語力は必ず身につきます。
TOEICのスコアが高いと就活でも有利です。
また、英語を勉強することで英語に対する苦手意識がなくなれば、社会人になってからも仕事の幅が広がりますよ。
とはいえ、英語を身につけるのにはどうしても時間がかかってしまいます。
年を取ってから「あのときちゃんと英語を勉強しておけば良かった…。」と後悔しないためにも、今のうちからコツコツと勉強しておきましょう。
それではまた!
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