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なすび
勤め人卒業したい
29歳、社会人5年目。院卒からのキャリアを模索しつつ生産技術職として働いてます。現在目指しているキャリアは不動産賃貸業での独立。高属性なのにDIYしがち。【経歴】国立大→大学院→自動車メーカー→マレーシア駐在|FP3級|TOEIC745点|甲種危険物取扱者|第2種電気工事士|趣味は筋トレとブログとDIY|ラジオ配信もやってます。
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「入社1年目の教科書」を入社0年目の大学院生が読んでみた感想

入社1年目の教科書を入社0年目の大学院生が読んでみた感想
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  • 入社1年目の教科書の要約と読んだ人の感想が知りたい。
  • 入社0年目の学生でも、この本は読んでおくべきなのか知りたい。

今回は上記の疑問にお答えします。

どうも、なすび(@nasubi_toku)と申します。現在は社会人0年目の大学院生として、研究の日々を送っています。

4月から入社する企業が決まっている状況で「何を勉強しておこうか?」と考えていたところ、こちらの「入社1年目の教科書」を見つけました。

そこで今回は、社会人が覚えておきたい50の指針についてまとめられた本書について、僕なりの感想や読むべき理由についてお話ししていきます。

企業に入社する前の学生や社会人になって間もない方が、仕事で成果を上げるためのきっかけにしてくれると嬉しいです。

なすび

学校の教科書と違って、具体的な実践例も記載されているので分かりやすく学べますよ。

それではさっそく行きましょう。

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目次

入社1年目の教科書の基本情報

まずは今回僕が読んだ本と著者の基本情報をまとめました。

署名:入社1年目の教科書

著者:岩瀬大輔

出版日:2011年5月19日

出版社:ダイヤモンド社

定価:本体1,429円+税

本書では、「社会人として20代、30代を速いスピードで駆け抜けてきた」と言われる著者の岩瀬さんが、これまでに実践してきた50の指針についてまとめられています。

東京大学法学部卒業→新卒で外資系コンサルティング会社→投資会社→ハーバード・ビジネス・スクールでMBAプログラムを上位5%の成績で修得→副社長としてライフネット生命保険を立ち上げる

上記のように、岩瀬さんはエリート街道まっしぐらともいえる人生を送ってきました。

そのため最初は、僕のような平凡な学生には参考にならない指針ばかりなんじゃないか?といった気持ちで読み進めていましたが、意外にも彼が実践していたのは「頼まれた仕事は、必ずやりきる」といったシンプルなものばかり

中には抽象的な指針もありましたが、自分にも実践できそうなものが多かったです。

ここからは、そんな本書についての要約をまとめていきます。

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入社1年目の教科書の要約まとめ

本書では会社員が覚えておきたい50の指針がまとめられていますが、要約すると以下のとおりです。

要約①:仕事における3つの原則

要約②:仕事に慣れるまでの指針

要約③:仕事に慣れてからの指針

順番に解説していきます。

要約①:仕事における3つの原則

本書の冒頭では、仕事における原則として以下の3つが取り上げられています。

  1. 頼まれたことは、必ずやりきる
  2. 50点で構わないから早く出せ
  3. つまらない仕事はない

著者はこの3原則を死守したことで、自身の成長を加速させたと語っていました。本書では、この基本原則を軸として具体的な話が展開されています。

仕事のスピードを上げて、目の前のチャンスを1つずつものにすることで仕事が面白くなる。それを続けているうちに、あなた自身が急成長していることに気づくと主張されています。

要約②:仕事に慣れるまでの指針

例えば最初の「何があっても遅刻はするな」という指針は、仕事に慣れるまでの指針です。新人時代の印象でその後のキャリアが決まる、という事例に対する最も簡単な対策ですね。

普通の会社員であれば、台風、雪、車両事故、人身事故などによって電車の遅れが発生した際は遅刻を余儀なくされるでしょう。

しかし、入社1年目はそこまで考慮して遅刻をしないことで、マイナスイメージを持たれないようにすることが大事だと述べられています。

最初のイメージが良ければ小さなミスも許してもらえるでしょうが、マイナスイメージを覆すのは非常にむずかしいですからね。

要約③:仕事に慣れてからの指針

本書で示されて50の指針の中には、ある程度仕事に慣れてからの指針も含まれています。

例えば、「同期とはつきあうな」という指針。著者は、同期とつきあうことには以下の2つのデメリットがあると主張しています。

  1. 同期同士で比べてしまう
  2. “内向き化”してしまう恐れがある

同期で飲みに行っても、会社や上司のゴシップで終わってしまうという経験は、すでに社会人として働いている方であれば身に覚えがあるはずです。

同期とつきあうことで、傷の舐め合いや足の引っ張り合いなどの非生産的なことに時間を費やすくらいなら社外の人と付き合うようにしよう、というのが著者の主張。

この本の随所に書かれているのは、「少し考え方を変えて自分の成長を実感できれば、仕事が面白いと感じられるかもしれない」ということ。

少し意識が高い指針ばかりだなと感じたときこそ考え方を変えて、仕事に取り組んでみるといいでしょう。

入社1年目の教科書の書評

ここからは、僕が入社1年目の教科書を読んでみた感想および書評についてお話ししていきます。

書評①:仕事に対する意識や姿勢を学べる

書評②:経験談ばかりで、論理に欠ける指針もある

順番に解説します。

書評①:仕事に対する意識や姿勢を学べる

この教科書で学べることは、具体的な行動の背景にある意識や姿勢だと感じました。

指針25:社会人の勉強は、アウトプットがゴール

指針43:ビジネスマンはアスリート

といった指針からも読み取れるように、毎日の仕事を何も考えずにこなしているだけでは成長できません。

僕は普段から研究やバイトにおいて、どうすればもっと成果が出せるかを意識していましたが、この本を読んだことで新しい意識や考え方ができるようになりました。

社会人になるまでのイメージトレーニングとしても役に立っています。

何はともあれ大切なのは、この本から学んだ意識や姿勢を実践してみることです。実際に行動しなければ人間は成長できませんからね。アウトプットがゴールです。

書評②:少し言い過ぎた指針もある

本書の指針41には、「宴会芸は死ぬ気でやれ」という少し物議を醸しそうなものがあります。

少し検索してみたらネットにはこんな記事もアップされていました。
参考:人事課からゴミが送られてきた

著者としては、宴会芸のような“ここぞという場面”で勝負強さを見せられるかどうかが大事だと主張したいのだと思います。

僕の研究室でも毎年、新人は歓迎会で一発芸を披露するという文化があり、そこで一発当てられるかどうかが大事だと言いたくなる気持ちも分からなくはないです。

とはいえ、宴会芸以外にもここぞという勝負所はもっと存在するはずなので、宴会芸を見出しにするのはよくなかったと個人的に思います。

なすび

勝負強さが大切なのは言うまでもないですけどね。

入社1年目の教科書を読むべき人

入社1年目の教科書を読むべき人は以下のような人です。

  • 入社0年目の大学生
  • 日々の仕事に対するモチベーションが下がってきた人

タイトルどおり入社1年目の人たちにおすすめなのはごもっともなのですが、僕は上記のような人たちにもぜひ読んでほしいと思います。

なぜならば、会社によって業務の内容や必要な知識は違っても、仕事で成果を出すために有効な意識や姿勢といった本質的な部分は同じだからです。

エリートとして会社員人生を歩んできた著者の岩瀬さんと同じような成果を出せるかどうかは分かりませんが、50の指針のうちあなたにも実践できることは必ずあるはずです。

考え方次第で働き方は変えられるので、実践する価値は大いにあると思います。

入社1年目の教科書を読むべき理由

ここまで紹介してきたこの本の良し悪しを踏まえて、僕がこの本を読むべきだと思う理由は以下の2つです。

  1. 指針が具体的に示されており、実践しやすい
  2. 仕事において重要なことが分かる

順番に解説します。

指針が具体的に示されており、実践しやすい

先ほどから何度も述べてきましたが、この本では社会人が使うべき50の指針が示されています。またその中には、

指針5:カバン持ちはチャンスの宝庫

指針24:世界史ではなく、塩の歴史を勉強せよ

指針26:脳に負荷をかけよ

といった抽象的なものが含まれている一方で、

指針8:質問はメモを見せながら

指針17:情報は原典に当たれ

指針42:休息を取ることも「仕事」だ

指針50:小さな出費は年額に換算してみる

上記のように具体的なものが数多く含まれています。

僕たちは、抽象的な表現をされるとなかなか実践しにくい部分がありますが、「〇〇を××しろ」と具体的な指針を示されると実践しやすいです。

この本ではそんな具体的な指針がたくさん示されています。50個すべてを実践することは難しいですが、その中から自分の実践しやすいものを見つけて順番に試していくことができるはずです。

その点が、本書が“教科書”として優れている部分だと感じました。

仕事において重要なものが分かる

著者の岩瀬さんが仕事において重要だと捉えているのは以下の3つ。

  1. 信頼
  2. 経験値(経験知)
  3. 自分なりの付加価値

社会人として仕事をするにあたって、「この人に任せておけば安心だ」と思ってもらうことは非常に重要です。

また、自分だけの経験を蓄積することによって、自分にしか生み出せない付加価値を持っておくことも重要だといえるでしょう。

僕も、ある程度のことをある程度のレベルでこなす普通の会社員にとどまることなく成果を上げるために、上記3つの点を意識して仕事に取り組んでいきます。

そもそも何が重要なのかを理解していなければ、どんな意識を持てばいいのかも分かりませんからね。

まとめ:教科書は入社0年目に読んでおくのがおすすめ

社会人生活の予習として、僕のような学生の方でも本書を読んでおくことをおすすめします。

世の中には事前準備なしのぶっつけ本番で成果を上げる人もいます。しかし、僕のような凡人がそれを狙うのは難しいと思います。

それに気が付いているのならば、事前に準備を始めておけばいいのではないか、というのが僕の意見。準備を積み重ねることによって、ぶっつけ本番の勝負どころでも成果を上げられるレベルまで成長できる可能性がありますからね。

あなたもまだ社会人になっていなかったり、社会人になってまだ数年という若い方であるならば、未来のために準備を始めておくことをおすすめします。

その手順の1つとしてこの教科書は有効だと感じました。ぜひ1度手に取って読んでみてください。

今回は以上です。それではまた!

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29歳、社会人5年目。院卒からのキャリアを模索しつつ生産技術職として働いてます。現在目指しているキャリアは不動産賃貸業での独立。高属性なのにDIYしがち。【経歴】国立大→大学院→自動車メーカー→マレーシア駐在|FP3級|TOEIC745点|甲種危険物取扱者|第2種電気工事士|趣味は筋トレとブログとDIY|ラジオ配信もやってます。

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