読書の集中力が続かないんだけど、何が原因なんだろう?
本を読むときの集中力を高める方法を教えてほしい。
こんな疑問にお答えします。
- 読書の集中力が続かない3つの原因
- 本を読むときの集中力を高める方法
- 集中できる本の選び方
どうも、なすびと申します。
もともとは全く本を読まない学生でしたが、現在は毎日読書をしています。
その読書習慣のおかげで、年間120冊以上もの本を読むようになりました。
» 年間100冊以上の本を読んで実感した、読書がもたらす5つのメリットまとめ
これだけの本を読むようになって思うのは、「読書には絶対に集中力が必要」だということ。
ぼくも本を読み始めた頃は、その時の自分に合っていない本を無理やり読もうとして、低い集中力のまま“つらい読書”を続けていました。
そこで今回は、「本を読むときの集中力を高める方法」について解説しようと思います。
現在リアルタイムでぼくが実践している方法なので、真似するだけで効果が出るはずです。
「読書の集中力が続かない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
読書の集中力が続かない3つの原因
本を読むときの集中力が続かない原因は以下の3つだけです。
- 選んだ本が自分に合っていない
- 本を読む環境が作れていない
- 本を読むこと自体が目的になっている
それぞれ順番に解説していきます。
選んだ本が自分に合っていない
3つの原因の中でも特に重要なのが、「そもそも本を選ぶ段階でミスっている」というもの。
あなたもご存じのとおり、本にはそれぞれ難易度が設定されています。
入門書から応用的な実用書まで、その種類はさまざまです。
もしあなたが今読んでいる本の中に、知らない言葉がたくさん出てきているとしたら要注意。
その本の難易度はあなたに合っていなかもしれません。
最初はみんな「初心者」から始まる
わたしには知識がないから、本を読んでも意味がないのかな…。
そんなことないですよ。
最初はみんな知識ゼロの状態で始まりますからね。
先ほどもお話したように、本にはそれぞれ難易度が設定されていて、想定読者も決まっています。
表紙やもくじに目を通してみて「今の自分には難しそうだ」と感じたら、まだその本はあなたには早いかもしれません。
まずはそのジャンルの入門書的な本を読むのをおすすめします。
入門だからといって恥ずかしがることはありません。
最初はみんな知識ゼロの「初心者」から始まります。
同じジャンルの本を読み進めていくうちに、徐々に知識がついてきて読める本も増えていきますよ。
ぼくも最初は「減価償却」とか「債務超過」とか「元利均等返済」とかさっぱり分かりませんでしたが、今では意味や仕組みもちゃんと理解しています。
最初は自分に合った簡単な本から読み進めていくのが大切です。
本を読む環境が作れていない
自分に合った難易度の本を選んだら、あとは読むだけです。
しかし、その本のそばにスマホを置いたりしていませんか?テレビを見ながら本を読もうとしていませんか?
それだと、とても本を読む環境が作れているとはいえません。
今のぼくでもそうですが、せっかく集中して本を読んでいるときに話しかけられたり、スマホの通知音が聞こえてきたりすると一気に集中力が途切れてしまいます。
人間、こればかりは仕方のないことで、防ぎようがありません。
まずは自分が本を読むときの集中力を途切れさせない環境を作ったり、探す必要がありますね。
ぼくは音楽も聴かずに、自分の部屋でコーヒーを飲みながら読書をすることが多いです。
集中できる環境は人それぞれだから、いろいろ試してみるのがいいよね。
本を読むこと自体が目的になっている
読書の習慣を身につけようとするとつい、「もっと本を読まなきゃ!」と焦ってしまうことがあります。
そうなると本のページ数が気になって、ぜんぜん本の内容が頭に入っていないのに読み進めていってしまう、なんてことをやりがちですよね。
最初の頃はぼくもそんな感じでしたw
考えているのは「あと何ページで読み終わる!」とか「まだ○ページまでしか読んでないのか…。」とか、本の内容とは全く関係のないことばかり。
ぜんぜん集中できていいませんでしたね。
本は最後まで読まなくてもOK
ぼくは本を読むこと自体が楽しいので、できるだけ最後まで読むようにしていますが、ぶっちゃけ本はぜんぶ読まなくでもOKです。
読書というものは、あくまでも自分の課題を解決するための手段の1つ。
その課題さえ解決できれば、残りの部分は読まなくてもいいんです。
今の自分に必要だと思う部分だけ読んで、次の本へ進んでも問題ありません。
読書の目的は「本を読むこと」ではなく、「本の内容をもとに課題を解決すること」ですからね。
本を読むときの集中力を高める方法
先ほどは、読書の集中力が続かない3つの原因についてお話してきました。
基本的にはその原因を排除できれば、集中して本を読むことができるようになります。
そこでここからは、そんな原因を排除して、本を読むときの集中力を高める方法について具体的に解説していきます。
自分の課題を明確にする
まず初めに、“自分の課題“を明確にする必要があります。
さきほども「読書の目的は課題を解決することだ」とお話しましたが、その課題を把握しないまま本を読んでいる人はかなり多いです。
さらに注意してほしいのが、“自分の課題”を明確にするということ。“他人の課題”を基準にしてはいけません。
自分の目的に合った本を選ぶ
読書をしようと気を配っていると、「この本は良かった!」「〇〇さんの本はおすすめ!」といった“他人の感想”が耳に入るようになります。
すると、どんどん読みたい本が増えていくんですね。
でもそんなときは1度、「自分の課題、目的は何なのか?」という疑問を自らに投げかけてみてください。
それを踏まえた上で他人が紹介しているその本を読むべきだと感じたならば、そのまま読めばいいと思います。
しかしタイトルやもくじから、この本を読んでも自分の目的は達成できないと感じたのであれば、その本はスルーしましょう。
まずは自分の課題を明確にして、目的を設定することが大事。目的のない読書ほど意味のないものはありません。
» 目的のない読書には効果がない?目的の設定方法と効果の違いを解説
スマホの電源を切る
本を読んでいるときの集中力を途切れされる原因として1番大きいのは、スマホの存在です。
たとえ通知が来たり通知音が鳴らなくても、スマホの存在は気になってしまうもの。
ぼくも視界にスマホが入っていると、用事がなくても手にとってしまうことがあります。
1度スマホを手にとってしまったら、Twitterを見たり、気になる記事を読んだりして、気がついたら時間をムダにしている、なんてことは日常茶飯事。
だから最近ぼくは、集中したいときにはスマホの電源を切るようにしました。
家にいるときは正直、スマホがなくても全く困りません。
実際にぼくが2週間の「スマホ断ち生活」をしてみた感想は以下の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
» 「スマホ断ち」を2週間実践して感じた3つの効果がすばらしかった
速読しようとしない
本を読むこと自体が目的になっていると、どうしても速くページをめくりたくなって、内容があまり頭に入ってこなくなることは先述したとおりです。
なので、本を速く読もうとする必要はありません。
少し難しい部分がでてきても、その時点でのあなたの知識を最大限に振り絞って理解してから次に進むクセをつけてください。
「難しすぎる本を読むな」とは言いましたが、知っている内容ばかりを読んでも意味がありませんからね。
読書をすることで、少しずつ自分の知識をアップデートしていくんです。
そのためには、無理に本を速く読もうとするのは逆効果。
理解しながらゆっくり読み進めていけばOKです。
まとめ:本の選び方で、読書の集中力が決まる
「読書の目的は、自分の課題を解決することだ」と何度もお話しました。
読書の集中力は、自分の課題と本の内容が一致しているかどうかによって大きく変わります。
20代のぼくが、「50代の人がやっておくべき〇〇」という本を読んでも解決できることがありませんからね。
そんな非効率的な読書をできるだけ減らすためにも、あなた自身の課題を明確にして本を選ぶようにしましょう。
読書そのものを楽しめれば、どんな本でも集中できる
年間120冊もの本を読むようになったぼくは、文章そのものを楽しむことができるようになりました。
そうなると、本を読み、新しい知識を身につけること自体が楽しいので、だいたいの本を集中して読むことができます。
知らない言葉が出てきたらそのたびにメモしたり調べる。
そんな地道な努力が自分の知識量と集中力を底上げして、楽しく本を読める基礎を作るのではないでしょうか。
あなたもぜひ自分が集中して読める本を選んで、読書そのものを楽しめるようになってください。
知識欲が尽きないと、日常のあらゆるものの見え方が変わって楽しくなりますよ。
今回は以上です。それではまた!
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