普段はなんとなく本を読んでるんだけど、読書の目的ってちゃんと意識したほうがいいのかな?
目的設定の方法とか、読書の効果を高める方法を教えてほしい。
こんな疑問にお答えします。
- 目的のない読書に効果がない理由
- 読書の目的を設定する方法
- 目的を忘れずに読書をする手順
この記事の内容はこちら
どうも、なすびと申します。
ぼくは年間120冊ほどの本を読んでおり、その内容を普段の生活や仕事に活かすように心がけています。
読書の目的がしっかりと設定できていないと、効率的に本を読めませんからね。
目的をしっかりと意識しないまま読書をしていた頃は、本を読み終えて1ヶ月くらいたつと、もうその本の内容をほとんど覚えていない、なんてことがよくありました。
目的のない読書には効果がなかったんです。
しかし、目的を明確にしていろいろなジャンルの本を読み進めていく中で、読書の効果を高められるようになってきました。
そこで今回は、読書の目的をしっかりと設定する方法を紹介します。
この記事を読めば、読書の目的をはっきりさせることができて、時間とお金をムダにしない、効率にいい読書ができるようになるはずです。
いつも「なんとなく本を読んでいる」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目的のない読書には効果がありません
冒頭でもお話ししたとおり、目的のない読書には効果がありません。
読書の目的は2種類ある
効果的な読書をしていくためにはまず、2種類の目的があるということを知っておく必要があります。
それが以下のとおり。
- 本の内容をもとに、現状の課題を解決したい
- 純粋に本の内容そのものを楽しみたい
ビジネス本や実用書を読んで、自分の行動を変えたり仕事の成果を上げたい、というのが①。
小説などを読んで、読書の世界に浸りたい、というのが②です。
②においては本を読むこと自体が目的なので、特に深く考える必要はありません。
読みたい本を好きなように読むのが1番楽しめますからね。
今回は①の、課題解決を目的とした読書についてお話していきます。
課題を把握しなければ目的は決まらない
みんなが読んでるビジネス本って、なんだか自分も読みたくなるよね。
でもその“みんな”と自分の課題って、たぶん違うはずです。
実用的な本を読むときの目的は、現状の課題を解決することでした。
なので、課題が違えば読むべき本も変わってきます。
まずはそれを意識しておかないと、効果的な読書はできません。
目的が決まれば、読むべき本・ページも決まる
”読書術”系の本によく書いてあるのは、その本を読むことで課題を解決できるならば、最初から最後まで全てのページを読む必要はない、というもの。
テスト勉強している自分を想像してみてください。
テスト範囲が「足し算」の単元だけなのに、わざわざ「引き算」のページで勉強しませんよね。
読書もそれと同じ。
目的がしっかりと決まっていれば、今の自分にとって最も必要な部分が見えてくるんです。
ぶっちゃけ本当に必要な部分だけを読むのも全然OK。
あくまでも読書は手段の1つにすぎない
ここまで、読書の目的を設定することの重要性についてお話してきましたが、「読書」という手段にこだわりすぎるのも良くないです。
あくまでも現状の課題を解決するのが目的なので、動画で学んだり、セミナーに参加してみる方が目的を達成しやすいと感じるのであれば、わざわざ読書をする必要はありません。
さらに、学ぶだけでは知識が増えるだけで、成長できないというのも事実。
課題を解決するための学びを得られたら、実際に行動に移してみましょう。
次の行動を決めるために、本を読んだり、動画を見たり、セミナーに参加するんです。1番重要なのは行動すること。
読書の目的を設定する方法
現在の日本では、年間約7万5千冊もの新刊が出版されています。
参考:総務省統計局
当たり前ですが、ぼくたちはその全ての本を読むことはできません。
となると、自分の目的を明確にして、その時々の自分に合った本を自分で選んで読まないと時間もお金ももったいないですよね。
そこでここからは、読書の効果を高めるために、うまく目的を設定する方法を紹介します。
その手順が以下のとおり。
- 自分の課題について考える
- 本を読む目的を設定し、紙にメモする
- そのメモをしおり代わりにして、見直しながら本を読む
順番に解説していきますね。
自分の課題について考える
先ほどもお話したとおり、まずは自分の課題を把握することが重要です。
- 自分が苦労していることは何か?
- 仕事で悩んでいることは何か?
- 自分の生活の中で改善したい問題は何か?
上記のような疑問を自分に投げかけてみてください。
そうすれば、きっと1つか2つは「改善したい」と思える課題が見つかるはずです。
この課題をもとに、今の自分が読むべき本を選んでいくのが効果的な読書法。
本を読みながら目的を探す人は多いですし、そもそもこの部分を意識していない人も多いです。かつてのぼくがそうでした。
本を読む目的を設定し、紙にメモする
自分の課題を把握したら、次はどうすればいいの?
言語化して、メモに書き留めましょう。
ちょっとしたメモ用紙に、
- その本を選んだ理由
- 現状の課題
- 本を読む目的
上記の3点を書き出してみます。
もともとはDaiGoさんの「知識を操る超読書術」にて、
- なぜその読むのか?
- その本から何を得たいのか?
- その本を読んでどうなりたいのか?
をメモに書き出すのがおすすめ、と紹介されていたものですが、少し抽象的すぎたのでぼくは自分的に分かりやすい表現に変えてみました。
あなたも現状の課題を把握して目的が決まったら、メモに書き出してみましょう。メモの内容は、自分なりにアレンジしてみてもOKです。
「目的メモ」をしおり代わりにして本を読む
「目的メモ」を作成したら、それをしおり代わりにして本を読みましょう。
その本を読んでいる間は、常にそのメモをそばに置いておくんです。
すると、ふいに集中力が切れたときでも、メモを見直すだけですぐに目的を思い出せます。
ぼくはこの方法を実践し始めてから本を読むスピードが上がりましたし、内容もより忘れにくくなりました。
本の内容から自分の課題を解決するためのヒントを得たら、それをメモに追記するのもいいですね。
次に自分がとるべき行動まで書き出せたらGreatです。
まとめ:これからは、目的を意識して読書をしよう
というわけで今回は、目的のない読書には効果がない理由と、うまく目的を設定して本を読む方法について解説しました。
具体的な手順をもう1度まとめておきます。
- 現状の課題を把握する
- 本を読む目的を設定し、紙にメモする
- そのメモをしおり代わりにして、見直しながら本を読む
この手順で本を読めば、今までのように本の内容をすぐ忘れてしまうことは少なくなります。
さらに、目的にもとづいて自分に必要な情報を探すようになるので、本を読むスピードも上がる。
読むスピードが上がるとより多くの本を読めるようになって、より多くの課題を解決できる、という良いサイクルを生み出せます。
あなたも効果的な読書を続けていくために、まずは1冊目から、しっかりと目的を設定して読んでみてください。
効果は徐々に実感できるようになりますよ。
今回は以上です。それではまた!
- おすすめ就活サイトをご紹介→無料で使える就活サイトおすすめランキング
- 実際にブログを運営してみたい→初心者でもできる、ブログ運営の始め方
- 月額980円で本が読み放題!→Kindle Unlimitedのサービスがお得すぎる
- スキマ時間で稼ごう!→大学院生におすすめのバイト6選
コメント