どうも、なすびと申します。
世の中には、ちょっとしたことですぐに怒る人がいます。
逆に、結構な迷惑をかけてもめったに怒らない人もたまにいます。
僕はそこからひとつの考えに辿り着きました。
それは、「怒りにくい人は仕事ができる」という理論です。
自分なりに理由を考えてみると、あながち間違っていないなと思ったので、今回の記事にまとめました。
みなさんも仕事ができるようになって周りからの信頼を得るために、この理論を受け止めてみてください。
理解すればきっと、みなさんのスキルアップにつながると思います。
それでは本編です。
「怒りにくい人は仕事ができる」という理論に気づいたきっかけ
冒頭でもお話ししましたが、ちょっとしたことですぐに怒る人ってたまにいますよね。
僕の研究室のメンバーに、そのような人がひとりだけいます。
失礼な話ではありますが、僕から見た彼は決して仕事ができるようには思えません。
「仕事ができる」の基準にもよりますが、周りの人たちに「え?そこで急に怒るの?」と思わせてしまっている時点で、お客さんのニーズを把握することは不可能だと思うので、僕は彼をそのように評価しています。
ネガティブな話はこの辺にしておいて、本題に戻ります。笑
この経験から僕は、
すぐに怒る人って、絶対に仕事できないよな…。
と思うと同時に、
逆に怒りにくい人って、仕事できるんじゃね?
と考えたわけです。
何気ない日常の光景から思いついた理論でしたが、深く考察してみるとなかなか有益なものが見えてきたので、ここからさらに深堀りしていきますね。
人が他人に対して怒ることの仕組み
先ほどの話から見えてきたのが、人が他人に対して怒ることの仕組みです。まずはそこから解説していきます。
“怒り”が生まれる原因
そもそも人はなぜ、“怒り”という感情を抱くのでしょうか?
何やら哲学のような話になってきましたが、ここでそのような難しい話をするつもりはありません。笑
人が怒る理由は単純です。
それは、「何かに対して期待しているから」です。
みなさんも何かに期待することはよくありますよね。
プロ野球のファンであれば自分の応援しているチームが勝つのを期待しますし、職場では自分がこれまでにやってきた仕事を、後輩がこなせるようになるのを期待します。
しかしその期待を裏切られた際に、あなたはどのように思うでしょうか?
- 「せっかく応援してたのに負けやがった!」
- 「この程度の仕事ぐらい、早くできるようになってよ!」
と思う方も中にはいるかもしれません。
これこそが“人が怒る仕組み”なのです。
人は自分の期待を裏切られたときに“怒り”という感情を抱きます。
そのため、目標を達成できなかった自分にイラ立ちを覚えるのは、未来の自分に期待をしていたということなのです。
怒りにくい人は他人にあまり期待していない?
先ほどの「人が怒ることの仕組み」から考えると、怒りにくい人は他人にあまり期待していないことになります。
そこでここからは、あまり怒らない人がどのような考え方をしているのかについてお話ししていきます。
このような変わった理論を提唱している時点で、僕があまり怒らない人だということが、みなさんにもなんとなく伝わっているのではないでしょうか?
実際に僕は普段の生活で怒ることがほとんどありません。
そんな僕が他人に期待していないのかというと、実際はそういうわけでもありません。
こちらのツイートでも言っているように、僕は普段から相手の気持ちを考えて行動しています。
なぜかというと、相手が嫌がることをすれば信頼を失ってしまうからです。
信頼を失うと、未来の自分が生きづらくなってしまいます。
みなさんは人に怒られて嬉しかった経験はありますか?
小学生のときの僕はクソガキだったので、毎週のように先生に怒られていましたが、嬉しかったことは一度もありません。笑
「怒ること」は人を嫌がらせる行為です。
つまり僕は、未来の自分が生きやすい環境を作るために、人を嫌がらせる行為を避けているだけなのです。
決して他人に期待していないわけではありません。
当然僕も人間なので、イラっとすることは普通にありますが、
ここで怒ったら、未来の自分が生きにくくなるぞ…。
とグッとこらえるわけです。
相手にバレなければ、僕が怒ったことにはなりませんからね。笑
みなさんも未来の自分へ投資するという意識で、他人に怒ることをグッとこらえてみてください。それによって周りからのあなたの評価は変わってくるかもしれません。
他人に期待しないことで信頼を稼げる!?
先ほど、他人に期待していないわけではないと言った僕ですが、やっぱりあまり他人に期待していないかもしれません。笑
厳密に言えば、「他人に任せると申し訳ないので、大体のことを自分でできるようにしてきた」の方が適切ですかね。
この意識によって僕が得られたメリットは、非常に多いように感じています。
ここからは、その点についてもう少し詳しくお話ししますね。
他人に期待しないことで信頼を稼ぐサイクル
僕が信頼を稼ぐために意識しているサイクルをここで紹介します。
- 他人に期待しない
- 他人が失敗しても怒らない
- 勝手に優しい人だと評価される
- 信頼が集まる
このサイクルは無限にループします。
そしてこのループが続けば続くほど、未来の自分がリターンを得られる仕組みになっていることが分かると思います。
ここでぼくがみなさんに共有しておきたいのは、①から②の段階で意識していることです。
非常に効果的な考え方なので、よく読んで理解しておいてください。
①のように他人に期待しすぎないことによって、失敗したときの被害やその規模をある程度予測することができます。
その予測をもとに事前に予防線を張っておくことで、
おっ、予想どおり失敗したな。
フォローしに行ってやろう。
と怒らずに迅速な対処ができます。
それによって周りからの評価はどうなるでしょうか?
そうです、「こいつは突然のアクシデントが起きても動じずに対処ができる優秀なヤツなんだな!」という抜群の評価が得られるのです!
失敗したのが後輩であれば、その後輩からの信頼は確実に得られるでしょう。
このように最初から他人に期待しすぎないことで、事前に想定しておいた失敗が起きた場合は迅速な対処ができます。
それによって、あたかも自分が優秀であるように周りに見せることができるのです!
これってすごく効率的じゃないですか!?
これを繰り返すだけで周りからの評価は勝手に高くなっていくので、絶対にこの意識をしておいて損はないと思います。
「すぐに怒ってしまう人は仕事ができない」と僕が考えるのは、彼らがおそらくこの点に気づいていないと考えているためです。
信頼の構築こそが真の安定
先ほどのお話から、周りから評価を得て信頼を構築することがそこまで難しくないと理解できたと思います。
そこで、信頼を得ておくことが未来の自分をどれだけ生きやすくするのかについて、ここで説明しておきます。
信頼を得ることによって未来の自分が得られるメリットは大きく分けて以下のふたつです。
- 次の信頼を得やすくなる
- いざという時に助けてもらえる
ひとつ目から順に説明しますね。
「次の信頼を得やすくなる」とは、具体的にどういうことなのでしょうか?
それは先ほど説明した「信頼を稼ぐサイクル」に答えがあります。
ある程度の信頼を稼いで周りからの評価が高くなってくると、その情報は拡散されます。
例えば、仕事ができると評判の人が自分と同じチームで働くことになったら、あなたはどう感じるでしょうか?
僕なら初対面でもその人を疑うことはまずないですね。
みなさんも同じだと思います。
このように、ある程度の信頼を一度稼いでおくと、別の環境に移ってもその実績を持ちこせます。
それによって再びゼロから信頼を稼ぎなおす必要がなくなるのです。
これは未来の自分にとって非常に大きなメリットですよね。
お次はふたつ目です。
「いざというときに助けてもらえる」というのも、非常に大きなメリットとなります。
またまた例え話をしますが、あなたが信頼している友人が、
ちょっと今日はお財布忘れちゃったから、お金貸してくれない?
と言ってきたらどう思いますか?
僕なら、
おう、次合ったときに返せよ~。
と言って何の迷いもなく貸すと思います。
なぜならば僕は、その友人を信頼しているからです。
これはお金の貸し借りについてだけの話ではありません。
仕事で思わぬミスをしてしまったとしても、普段から信頼を稼いでおくことによって「困ったときになんとかしてくれそう」という理由で、無償で助けてもらえるようになるのです。
個人的には、想定していなかったミスが起こることが一番怖いので、このメリットは非常に大きいと思っています。
以上の2点からも分かるように、信頼を稼いでおくことで未来の自分を文字通り安定させることができるのです。
とっても魅力的な話じゃないですか?
まとめ:怒りにくい人は、たぶん仕事ができる
ということで今回は、人が怒ることの仕組みと信頼を稼ぐ方法・メリットについてお話ししてきました。
みなさんは自分のことを、怒りにくいタイプの人だと感じたでしょうか?
この記事では仕事などの現実世界の話のみを取り上げましたが、「信頼を稼ぐサイクル」はネットでも十分通用すると思います。
日頃の発信活動などにもぜひ取り入れてみてください。
リアルもネットも結局は人どうしのつながりなので、本質的な部分は変わらないと思います。
信頼を稼ぐサイクルを身につけて、未来の自分を生きやすくしてあげてください!
それではまた!
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