リクルーターが付いて連絡がくると、次はいよいよリクルーター面談です。
しかしリクルーター面談とは、いったいどのような流れで進んでいくのでしょうか?
「リクルーター面談でもしっかりと準備しておいた方がいいのかな?」
「当日はどんな質問をしようかな?」
と不安に思っている方も多いと思います。
そこで今回は、
- リクルーター面談の流れ
- リクルーター面談で重要なポイント
- 使いやすい質問・避けるべき質問
上記に3点ついてお話ししていきます。
リクルーター面談は選考の1つであるため、しっかりと準備をしておかなければその後2度と連絡が来なくなる可能性もあります。
とはいえ、リクルーターの選考ルートだと内定をもらえる確率も高く、選考が早く進むのも事実です。
この記事を参考にして、リクルーター面談を次の選考につなげられるように準備しておきましょう。
▼リクルーターが付かない人と付く人の違いについては以下の記事でまとめているので、よければ合わせてご覧ください。
リクルーター面談の流れ
リクルーター面談のざっくりとした流れは以下のとおりです。
- リクルーターが指定したカフェや本社の会議室などで待ち合わせをする(リクルーター1~2人に対して学生は1~4人)
- ざっくりとした企業説明をされる(説明会などでほぼ聞いたことがある内容)
- 就活生からの質問&雑談タイム(15分~1時間)
おそらくリクルーターはあなたと同じ大学のOBやOGである場合が多いので、大学の話で盛り上がったり、業務内容や仕事についての真面目な質問以外にも、「休日は何してますか?」といったカジュアルな質問をすることができます。
リクルーターのその日のスケジュールによっては15分くらいの短い面談で終わる場合もありますが、基本的には30分以上は続くと思っておいた方がいいでしょう。
そのため、ある程度はどんな話をするか事前に考えておかないと、当日何を話せばいいのか分からなくなってしまうかもしれません。
冷静に考えて、初対面の人と30分以上話すと思うと、それなりの準備が必要なのも納得ですよね。
リクルーター面談で重要なポイント
企業における部署ごとの業務内容から個人の具体的な働き方まで、幅広い質問をたくさんすることができるリクルーター面談ですが、押さえておくべきポイントがいくつかあります。
その中でも僕が特に重要だと感じているのが以下の3つ。
- 選考であることを忘れてはいけない
- 自分が本当に知りたいことについて質問する
- 面談はあくまでも「会話」
それぞれ順番に説明していきます。
選考であることを忘れてはいけない
まず最初に、「リクルーター面談は選考である」ということを忘れてはいけません。
大学の先輩とちょっとお喋りしてくる、くらいの軽い気持ちで行くと、あとから後悔する場合が多いです。
たしかに、緊張しすぎてしまっては逆効果ですが、あまりに適当な気持ちで参加すると普通に選考から外されます。
僕は初めてリクルーター面談をした企業にそこまで興味がなかったため、事前に何も調べることなく適当に参加してしまいました。
もちろんその後は連絡が来るはずもなく、自ら選択肢を狭めてしまいましたが、就活についての質問をたくさんすることができたので、それなりの成果は得られたと思います。
企業の人と会うときは、常に選考であることを意識して立ち回るのが重要です。
自分が本当に知りたいことについて質問する
リクルーター面談は普段の説明会とは違い、ごく少人数で何度も社員に質問することができる貴重な場です。
そのため、「そんなこと聞いて何の意味があるんだよ」と自分でツッコみたくなるような質問は避けましょう。時間がもったいないですからね。
僕がその当時ホントに知りたかった情報は以下のとおり。
- 部署ごとの具体的な業務内容
- 新入社員が部署に配属される割合や時期
- 入社してからのキャリアはどのように進むのか(複数パターン)
僕の場合は「自分がその企業でどんな仕事ができるのか」という点に興味があったので、入社してからの働き方についての質問をたくさんしていました。
他の就活生は、
- どうやって就活を進めていけばいいのか
- 職場に苦手なタイプの社員はいるのか
- 出産・育児休暇をとりやすい環境なのか(女子就活生)
といった質問をしていました。
就活の悩みから働く環境まで、就活生の興味はさまざまです。
女子就活生は、「出産や育児についての質問には女性社員の方が詳しく答えられると思う」と言われ、別の機会に女性のリクルーターと面談をする機会をもらえていたようです。
興味は人それぞれ違うので、あなたが本当に知りたいと思ったことについて質問するのがベスト。
その後の自分のためになる質問をしましょう。
面談はあくまでも「会話」
先ほどは、
「選考であることを忘れるな」
「意味のない質問をしても時間のムダ」
とは言いましたが、面談はあくまでも「会話」であって「面接」ではありません。
事前に準備した質問をすべてぶつけることだけを意識せず、自然な流れで会話をするのが大事です。
いくら知りたいことがたくさんあったとしても、会話の流れをぶった切っていきなり違う話をするとコミュ力のない人間だと思われてしまいます。
リクルーター面談で質問しきれなかったものについては、面談後にメールなどでまとめて質問すればOKです。
面談当日は、会話の流れで気になったことや知りたくなったことについて質問するのが自然だと思いますよ。
リクルーター面談で使える質問例
リクルーター面談に何度も参加してみて僕が感じたのは、「どの企業に対しても汎用的に使える質問がある」ということです。
その質問は以下のとおり。
- リクルーターの過去について
- リクルーターの現在について
- 未来のビジョンについて
リクルーターの過去について
「リクルーターの過去」つまり「就活生の現在」については、就活生が自分の不安を解消するためによく質問されます。
質問例としては、
- 〇〇さん(リクルーター)が就活生のときは、どんな軸で就活を進めていましたか?
- 他の企業に就職した大学時代の友人などの話を聞いて、おすすめだと思う企業はありますか?
といった感じで、自分の就活の参考になる情報を聞き出すものが多いです。
上記ような質問によって、いち企業の社員の立場からの意見を聞けるので、業界研究や企業研究に活かせる情報が得られるかもしれません。
リクルーターの現在について
リクルーターが入社2~5年目の社員であれば、自分がその企業に就職して数年後の姿が、そのリクルーターだと考えることもできます。
つまり、そのリクルーターの現在の働き方が数年後の自分の働き方に近いということです。
入社してから数年間の働き方についての質問例としては、
- 現在の1日および1週間(1ヵ月)のスケジュールを教えてください
- 楽しいと感じる業務内容、正直めんどうだと思う業務内容は?
- どんな社員が多いですか?職場の雰囲気は?
といった感じです。
リクルーター面談では、現在の仕事について割と具体的な質問ができました。
個人的には、ここで自分の知りたい質問をすべてぶつけた感じですね。
あとでメールで質問すればいいから焦る必要はないけどね。
未来のビジョンについて
企業やリクルーター個人の未来のビジョンについて質問したり、自分の未来のビジョンについて語ってから、そのためには企業でどんな働き方をすればいいのか質問するのも有効です。
質問例は以下のとおりです。
- 私は入社してから〇〇に関わる仕事をしたいのですが、その仕事ができる部署はどこですか?また、その仕事に関わるために必要な能力やスキルは何でしょうか?
- 〇〇さん(リクルーター)の現在の目標を教えてください。
- 社内においてここ数年で変わったことから、この先は何が変わっていくと予想できるでしょうか?
未来のビジョンについて質問する際は、「自分は入社したら〇〇がしたいから、□□について知りたいです」といった意志の見られる質問が好まれます。
自分が入社してからどんな働き方ができるのかは単純に気になる部分でもありますからね。
少しでも気になることがあれば、その場ですぐに質問しておきましょう。
補足:リクルーター面談で避けるべき質問例
ここで補足として、リクルーター面談で避けるべき質問例についてもまとめておきます。
リクルーターが、
「それはホームページを見れば分かるのでは?」
「それを聞いて何の意味があるの?」
と感じる質問は自分の評価を下げる可能性もあるので気を付けましょう。
売上比率やシェア率などについての数字
数字については、自分で少し調べたり配布された資料を見れば分かります。
その数字を聞いて何を判断するのか、というところまで考えてから質問しましょう。
抽象的すぎる質問
「〇〇さん(リクルーター)にとって”仕事”とは?」
といった、あまりに抽象的な質問をされるとリクルーターも困ってしまいます。
事前に質問の内容を考えるときは、同時にその意図もセットで考えておくのがオススメです。できるだけ意味のある質問を投げかけるように心がけましょう。
「同業界で働きたくない企業はどこですか?」
この質問こそ、まさに「それを知ってどうするの?」といった感じです。
他の企業について質問することでさえ意味がないというのに、さらに働きたくない企業名まで質問するとは…。
基本的にリクルーターはその企業でしか働いたことがない人たちなので、他の企業についての質問は避けましょう。
ちなみに上記の質問は、僕が入社する企業の人事部長がインターンにて受けたものだそうです。
まとめ:リクルーター面談には準備をしてから挑もう
ということで今回は、リクルーター面談ではどんな質問をすればいいのかという点についてお話ししてきました。
最後にもう1度まとめておくと、
- リクルーターの過去
- リクルーターの現在
- 未来のビジョン
について、意図を考えたうえで質問をするのがベストだという結論になりました。
リクルーター面談は選考の1つとはいえ、人事部以外の社員にたくさん質問できる貴重な場です。
その時点で、「もうこれ以上は知りたいことはない」と思えるくらい、知りたいことは全て聞いてみましょう。
その質問から熱意を感じ取ってもらえるかもしれませんよ。
事前にしっかりと準備をして、有意義なリクルーター面談にできるようにしましょう。
今回は以上です。それではまた!
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