どうも、なすびと申します。
生産技術職として工場に配属されてから半年がたち、新人であるぼくの目にも、大企業の良くない部分がいろいろと見えるようになってきました。
その中から今回お話しするのは「大企業における新人の立ち回り方」についてです。
良くも悪くも大企業というものは組織の規模がデカすぎて、何をするにおいてもスピードが遅いように感じます。
特に新人であるぼくが気になったのが、組織そのものが変化するスピードの遅さ。
そこで今回は、
- 変えようと努力すべきもの、そうでないもの
- 誰のために働いているのかを考え直そう
- 他人を変えるより、自分を変えるために努力しよう
といった内容についてお話ししていきます。
「大企業のサラリーマンって、いつまでたっても大きな決定権が与えられないよな」とか「出世すれば責任と同時に決定権も大きくなるだろうけど、大企業で出世するのには時間がかかりすぎるよな」と感じている方はぜひ参考にしてみてください。
この記事を読めば「何を変えるために努力すべきなのか」が分かるはずです。
変えようと努力すべきもの、そうでないもの
前もってお話ししておきたいのは、ぼくが強い独立志向を持っているという点です。
ぼくは大企業のサラリーマンとして働きつつ副業で不動産賃貸業を行い、5年以内に「5棟10室」の事業的規模を達成するという計画のもと行動しています。
なので、「大企業に一生勤め続けるつもりは一切なく、10年以内に必ず独立する」というのがぼくの価値観。
その価値観を考慮しますと、
- 変えようと努力すべきもの→変化に時間がかからないもの(1~3年)
- そうでないもの→変化に時間がかかりすぎるもの(5年~)
というのが今回の結論になります。
大企業の管理職であってもサボリーマンは存在する
まずはぼくの実体験から。
そもそも今回のお話をしようと思ったのは、「やらんとアカンすなあ、、、」と言うだけでなにもやらない、課長の言動がきっかけです。
一方でうちの部長は志が高く、常に「工場の競争力を上げる」と話しています。
とはいえ部長の志が高すぎて、無茶な要求を連発してくるというのも事実。
それを受けてか、課長はほとんどの仕事を部下に丸投げするようになっちゃったんですね。
それに対して部長が「お前(課長)の仕事は部下に業務を丸投げすることか?」と説教しても、課長の言動はぜんぜん変わりません。笑
元からサボリーマンだったのかどうかは分かりませんが、今の課長は完全にサボリーマンです。
そんな課長の丸投げによってぼくの先輩や直属の上司は疲弊し、ストレスを蓄積しています。
ストレスで突発性難聴になっている先輩もいれば、胃にポリープができている先輩も、、、
「こんな組織は変えるべき」と誰もが感じているものの、新人であるぼくがその努力をしたとして、いったい何万年かかるんでしょうか??
さらに、長い時間をかけて組織を変えられたとして、ぼくの独立は早まるんでしょうか???
だからこそ今回は、新人が「大企業という組織」を変えるために努力すべきではない、と断言しているわけです。
ぼくが大企業での働き方について疑問を持った話については以下の記事にまとめているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
» 大企業の新人、「誰のためにこの会社で働いているのか」が分からなくなる
キミの努力は誰の資産になる?
「大企業という組織を変えるには時間がかかりすぎる」という話に加えて、ぼくたち新人が絶対に認識しておくべき問題があります。
それは、「会社での努力はほとんど会社の資産になる」ということ。
例をあげるとすれば、
・会社で必要な知識を身につけても給料は上がらないし会社の外に出たら役に立たない
→ただし業務が円滑に回るようになるので会社は喜ぶ
・会社の中で人脈を広げても独立したときには役に立たない
→ただし業務が円滑に回るようになるので会社は喜ぶ
といったあたり。
つまり会社の中でどれだけ努力をしても、結局はほとんど会社の資産として吸い取られちゃうわけです。
もちろん、上記のような努力によって自分が得られる経験値もゼロではありません。
たしかに会社の業務をこなしていけば、(会社で働くための)経験値は溜まっていくよね。
ただこういう努力って、新人からすると結構な根気が必要になる割に、「新人の頃に必死でやらなくても勤続年数が解決してくれる」という性質があるものなんです。
むしろ大企業だと、いろんな業務に携わっていかない限り知識が増えることもなければ人脈が広がることもない、というのが事実。
だからこそ新人の頃に”会社の中で”必死になりすぎるのは良い打ち手ではない、というのがぼくの見解です。
「サラリーマン(雇われ人)が会社の中で努力をして自分の資産を増やせる」なんていう時代は一生来なくて、「サラリーマンは努力のほとんどを会社に吸い取られている」というシステムはまだまだ変わらないでしょうね。
日本では特に…
他人を変えるよりも自分を変えるほうが圧倒的に簡単
前半では「大企業という組織」を変えるのも、「会社というシステム」を変えるのも、新人には難しいし時間がかかりすぎるというお話をしてきました。
その結果ぼくがたどり着いたのが、「だったら自分が変わればええやん」という考え方です。
まずは個人の資産になるポイントを稼ぐべし
先程お話ししたとおり、ぼくには強い独立志向があります。
なので、サラリーマンとして働きつつ「独立の際に役立つ資産」を築く、というのが今のぼくの取るべき行動。
会社の中でガンガン出世していきたいわけではないので、少しでも会社に吸い取られる労働力を少なくして自分の資産に投入すべきなんです。
サボリーマンを目指すわけではないですが、本業とは関係のない業種で独立したいのに本業で必死に努力しても、ぼくが稼ぐべきポイントは一向に増えないじゃないですか。
だからこそ「大企業という組織を変える!」なんてことのために努力するのは後回しで、先に自分を「独立しても食っていける状態」まで変えてしまおう、というのが狙い。
自分すら変えられない人が、他人を変えられるわけがない
そもそも、自分すら変えられない人間が他人を変えられるわけがないんです。
それに気づかないまま他人を変えようとしている人が多すぎる。(特にウチの部署には)
いつまでたっても何も行動を起こさずに、50過ぎのおっさんが「やらんとアカンすなあ、、、」とか言ってたら普通に会社が潰れる時代になってきているんです。
だったらまずは自分を変えたほうがいいでしょう。
あと、大企業の新人が任せられるような仕事を必死でやるより、副業として自分で収益を生み出すために頭を悩ますほうが仕事(商売)のスキルが身につくはずです。
ぼくみたいに大学院を卒業していても最初は雑用程度の業務しかできないので…
何万年かかってもいいなら個人でも大企業に変革をもたらせる(たぶん)
仮にぼくが独立志向を持っていなかったとしても、1つの事象を変えるために5年も10年もかけられなくないですか?
5年っていうと、小学1年生の子供が6年生になるくらいの時間ですよ。(当たり前)
ぼくはそんなに待てませんね…
私もそんなに待てないなあ…
「やらんとアカンすなあ、、、」と一生言い続けている課長を働き者へと変革させるのなんて、一体いつまでかかるんでしょうか?笑
5万年くらいかければ変えられるかもしれませんね。。。
当然、個人が大企業に変革をもたらそうとするならば、サボり課長を変えるだけでは足りません。
その先に部長に変革をもたらして、本部長に変革をもたらして、役員にまで変革をもたらす。
そして各組織の社員1人ひとりにまで変革をもたらさなければならないんです。
ぼくのみたいな新人からすると2億年くらいかかりそう…
大企業という組織はそういうシステムだから仕方ないとして、「それならまずは自分に変革をもたらそうよ」というのが今回の記事の結論です。
新人が変えようと努力すべきものは「自分」だ
というわけで今回は、ぼくの課長に対する客観的な評価(ただの悪口w)から始まって、他人を変えるのなんて時間がかかりすぎるからさっさと自分を変えようぜ、という結論に着地しました。
自動車メーカーに勤めながら不動産賃貸業で独立しようとしているぼくだからこそたどり着いた考え方なのかもしれませんが、「他人を変えようとする前に自分を変える努力をしよう」というのは誰にでも当てはまる話だと思います。
結局、他人が変わるか変わらないかはその人の意志によるので。
自分でコントロールできることのために努力するほうが簡単ですしね。
なので、ぼくは今後もサボリーマンにはならないよう適度に本業をこなしつつ、副業で不動産賃貸業に挑戦していこうと思います。
その過程は引き続きTwitterでも発信していくので、気になる方はぜひウォッチしてみてください。
今回は以上です。それではまた!
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