どうも、なすびと申します。
僕は院卒で自動車メーカーに就職し、副業で大家さんをしている28歳です。(2023年8月現在)
今の僕がメインで取り組んでいる不動産のタイプは「ボロ戸建て」というもの。
1棟物のアパートやマンションの1室といったものではなく、築古の一戸建です。
それも築40年とか50年というガチの築古物件をDIYでリフォームして賃貸に出す、という脳筋スタイルの投資法。
僕自身はこれを趣味として楽しみながら、「いずれは本業にしていきたいな~」とか思っています。
このボロ戸建てDIYという不動産投資のスタイルはかなり流行ってきているようで、最近は参入してみようと考える人が増えてきているのも事実。
ただ、
- あまりにボロすぎる物件を買ってしまったり
- DIYでのリフォームに終わりが見えなかったり
- DIYを断念して業者に依頼しようと思ったら数百万円の見積りが来たり
といった理由で挫折してしまう人も少なくありません。
そんなわけで今回は、ボロ戸建てを2軒DIYでリフォームしてみた僕自身の経験を踏まえて、趣味として、また副業としての側面からボロ戸建てDIYについて考えてみようと思います。
不動産に興味があって、まずは規模の小さい戸建投資から始めてみようかな~と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
» 不動産を始めたければ、人と出会い、労働力を提供する事【初心者が0→1を達成する方法】
趣味としてのボロ戸建てDIY
まずは趣味としての側面から、ボロ戸建てDIYについて考えてみたいと思います。
仕事のようで趣味のようなもの
僕は2022年4月に1号物件を購入し、ボロ戸建てをDIYでリフォームし始めました。
その当時から現在まで、僕は1度も物件に赴くのが嫌だと思ったことがありません。
むしろ、「早くあの作業を終わらせたいな〜」とか「次はあの作業をやってみたいな」といった感じで、ボロ物件に行くのを楽しみにしていたくらいです。
土木作業や大工仕事もしているので、第3者から見ると仕事にしか思えないかもしれませんが、僕自身は趣味として楽しんでいます。
その上、リフォームを完了させて入居者を見つければ家賃が買えるので、仕事としての側面もある。
こうして楽しみながら働いてお金まで稼げてしまうと思うと、仕事のようで趣味のようなものですね。
自分のペースで働けるのは最高に楽しい
一般的に、趣味を楽しむ上では「自分の好きなタイミングで始めて好きなタイミングで終われる」というのが重要な要素だと思います。
その点に関しては僕もかなり重要視していて、「テキトーに働いてテキトーに帰る」というスタイルを貫いてきました。
それでもコツコツ継続すればリフォームは進んでいくので、今後もこのゆる~いスタイルで働いていくつもりです。
新たな学びを素直に喜ぶことができる
DIYでのリフォームに限らず、趣味でも仕事でも、新しいことや未知の分野にチャレンジする機会は誰にでも訪れます。
趣味においては、初めてのことに戸惑いながらも自分で調べたり、チャレンジの中で失敗したりする過程も楽しめるもの。
一方で、それが仕事となると話は別です。
サラリーマンだと結局はやらされ仕事になってしまうので、その仕事の先に新たな学びがあるとしても素直に喜べません。
僕自身もサラリーマン仕事をしていると、毎日そんな状況になりますね。
せっかくの機会なのに残念だとは思いますが、それが事実なので僕はもう割り切っています。
早くサラリーマンを卒業して心から楽しく仕事がしたいですね。
DIY仲間が増えればもっと楽しくなる
僕は基本的にはソロで孤独にDIYをしているんですが、たまに手伝ってくれる人を募集して一緒に作業したり、僕自身が他の大家さんのDIYを手伝いに行ったりしています。
朝はだいたい10時くらいに集合して作業を始めることが多いですね。
自分と同じようにボロ物件をDIYでリフォームしている方とはもちろん話が合うので、作業中は話題に困ることはありません。
むしろ騒音の出る作業だと、もっと喋りたくて手が止まってしまうので、なかなか作業が進まなかったりもします。笑
また、他の方のリフォーム現場や作業の様子などはめちゃくちゃ参考になるので、「次は自分もマネしてみよう」といった感じで技を盗めたり。
最後はみんなで一緒にごはんを食べてフィニッシュ、といった流れです。
こんな1日がマジで楽しいのであなたもぜひ僕と一緒にDIYしましょう!
僕は狙って今の環境を手に入れました
そんな感じで仲間が増えるとより楽しくなるボロ物件のDIYですが、僕はただのラッキーで今の環境を手に入れたわけではありません。
- 不動産のセミナーに参加してDIYしてる人を探したり
- 大家さんの集まりに3年くらい通って地元の大家さんと仲良くなったり
- 自身のTwitterでDIY会の参加者を募集したり
などなど。
さまざまな方法を試してみて、ようやく今のDIY仲間たちと出会えました。
彼らのDIYの様子は普段からTwitterで追っかけているので、離れていながらも一緒に進んでいる気持ちになれます。
「あの人、今日も頑張ってDIYしてるなあ〜」と思うと、自分もパワーをもらえて物件に行きたくなったり。
孤独なソロDIYも僕は好きですが、やっぱり仲間がいたほうが断然楽しいですね。
副業としてのボロ戸建てDIY
ここからは副業としてのボロ戸建てDIYについて考えていきます。
キーワードは「時間を味方に付ける」とか「ストック型の収入」といったところです。
時間を味方に付けることができる
これは不動産賃貸業という業種そのものに言えることですが、一度物件のリフォームを仕上げて(優良な)入居者さえ見つかってしまえば、しばらくの間は何もしなくても家賃収入を得られます。
そしてさらに、物件を増やせば増やすほど(頑張って働くほど)貰える家賃は増えていく一方で、特にトラブルがなければ手間もかかりません。
そんな仕組みを作り上げるための努力は必要ですが、物件を見る目とその地域に合った適切な判断基準さえ持ち合わせていれば(勉強して身に付ければ)、ぶっちゃけ誰でもできると思います。
僕は今、1号物件の入居者さんから毎月6.4万円の家賃をもらっていますが、何か仕事をしているかというと、特に何もしていません。
毎月家賃の入金を確認するくらい。
これがまさに「時間を味方につけた状態」ですね。
不動産は遅いビジネス
不動産を「投資」として認識している人からすると、割りと簡単に20%くらいの利回りを出せる「ボロ戸建て投資」というのは魅力的です。
インデックスファンドとかの株式投資では利回り5%も出れば十分なくらいなので。
ただ、不動産賃賞業というのは「事業」、つまりビジネスであり、お金さえ払えば増えたり減ったりする株式投資とは違います。
そして世の中に数あるビジネスの中で比較すると、利回り20%というのは全然高くありません。
むしろ回収に5年もかかるとなると、遅いビジネスとして捉えられます。
ただ、スピードが遅いからダメかというとそんな事はありません。
先ほどお話ししたような、時間を味方に付けられるという「ストック性」の観点からすると、時間をかければかけるだけ安定し、かつ儲かります。
言い換えれば、多少の利回りの低さは時間が解決してくれる、ということ。
なのでちょっとくらい物件を高値掴みしてしまうのはそこまで大きな問題ではなく、とりあえず不動産を取得して、長く家賃をもらい続けることのほうが重要です。
つまり不動産賃貸業で重要なのは、いかに飽きずに続けられるか、といつ部分なんですね。
大家歴たった1年の僕ですが、現時点ではそう考えています。
自分で手を動かして作業したい人向け
副業としてボロ戸建てDIYに挑戦するのであれば、自分で手を動かして作業たい人でないと難しいでしょう。
根本的に適性がない人の場合、リフォームを開始する前の残置物撤去という1番最初のステージで挫折してしまうはず。
ボロ戸建てDIYというのは基本的に肉体労働がほとんどなので、涼しいオフィスでPCをカタカタしていたい、という人には向いていません。
そう考えると、普段のサラリーマンのほうでオフィス仕事をしているようなホワイトカラーと呼ばれる人たちには向いていないような気もします。
ところがどっこい、僕の知り合いのDIY大家さんには、そういうホワイトカラーの人たちのほうが多いんです。
高属性の人のほうが意外とDIYに向いてる?
これは僕個人の感想なのでデータとしての正確性には欠けるんですが、意外とホワイトカラーの人のほうがDIYには向いているのかもしれません。
その理由として考えられるのは、本業のほうではデスクワークばかりで実作業をする機会が少ないから、というもの。
これは僕自身もそうなんですが、会社で体を動かしてライン作業をするのは現場のいわゆるブルーカラーの人たちですし、ドリルで穴をあけたり溶接をしたりするのもまた然り。
といった感じで、僕自身も実際にその作業をやってみたい気持ちはあるものの、その作業には社内資格が必要だったりして、自分でものづくりをしたり実作業をする機会が少ないんです。
一方、ブルーカラーの人たちは毎日のように肉体労働をしているので、「なんで休みの日にまで肉体労働しなきゃいけないんだ」となり、副業でボロ物件のDIYをするには至らない。
そういった背景があるのではないでしょうか。
だから僕みたいな院卒のホワイトカラーの人間こそ、DIYでボロ物件を再生するべきなんです。
結局、やっぱり人間というのは肉体労働するしかないんですよ。(急に古い価値観を押し付けていくスタイル)
DIY仲間が増えるほど楽になる
先ほど、趣味としての側面では「仲間が増えるほど楽しくなる」と書きました。
これと似たような話ではあるんですが、副業としての側面では仲間が増えるほど仕事がどんどん楽になっていきます。
具体的に言うと、
- DIY仲間同士でアドバイスしあって、より楽な施工万法を共有する
- 良い物件や業者についての情報を共有して利益につなげる
- お互いの物件をDiYでリフォームしあって、互いにスピード感を上げる
などなど。
仲間が増えるほど人海戦術を使えるようになるので、その分仕事が楽になります。
冷静に考えてメリットしかありませんね。
なので、僕はそれなりにDIY仲間が増えてきた今でも、まだまだ新しい仲間を探しています。
もちろん気が合う合わないの話はありますが、そこは人付き合いなので割り切りましょう。
まとめ:趣味でも仕事でもボロ戸建てDIYはおすすめ
というわけで今回は、僕の取り組んでいる「ボロ戸建てDIY」について、趣味としての側面と副業としての側面それぞれから考えてみました。
結論としては、もちろん向き不向きはあるけど楽しく稼げるのでおすすめ、といった感じです。
このフレーズだけ見るとめっちゃ怪しいですね。笑
ただ、社会人4年目でこれから働き盛りになっていくであろう、という現時点の僕の感想としては、ボロ戸建DIYをやっていて本当によかったです。
これまでに色々な失敗はしてきましたが、後悔の気持ちは1ミリもありません。
この記事を読んで少しも出興味を持った方がいれば、急ぐ必要はないので、ボロ戸建てを探してみてはどうでしょうか。
僕は今後もTwitterやブログでの発信を続けていくので、メッセージを送ってもらえればご相談にも乗りますよ。
そんなわけで今回は以上です。それではまた!
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