多くの会社には、残業したがる人が一定数いますよね。
しかし若手社員だと、自分から進んで残業したがる人の気持ちが理解できないことってありませんか?
ぼくは新卒でいまの会社に入ってから2ヶ月が経過しましたが、いまだに残業したがる人の気持ちがわかりません。
そこで今回は、新入社員なりに考察してみた「残業したがる人の気持ち」と、残業を前提とした働き方では成長できない理由についてお話しします。
- 残業したがる人の気持ちが理解できない
- 残業する以外にお金を稼ぐ方法がわからない
- より成長できる働き方について考えたい
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
残業に対する考え方を変えて、仕事の中で成長できる働き方をみつけましょう。
残業したがる人の気持ちを新入社員なりに考察してみた
ぼくが残業したがる人の気持ちを新入社員なりに考察してみた結果、
- 「残業した人=頑張った人」という価値観
- 残業する以外にお金を稼ぐ方法を知らない
という共通点にたどり着きました。
それぞれの考察について、順番に解説していきます。
「残業した人=頑張った人」という価値観
まずは残業したがる人の価値観について。
これは最近になって叫ばれる機会が増えてきた気もしますが、多くの職場にはいまだに「残業した人は偉い」という空気があります。
とはいえ、あなたがその価値観で生きるかどうかはまた別の問題。
無理をしてまで周りの空気に合わせなくてもいいんです。
そもそも、残業をしてまで(より多くの時間をかけて)仕事を終わらせた人よりも、定時までに(より早く)仕事を終わらせた人のほうが頑張っているはず。
日本人全体にこの価値観が浸透しない限り、残業したがる人がいなくなることはありません。
残業する以外にお金を稼ぐ方法を知らない
上記ツイートのとおり、新入社員研修の中でいまだに「残業で稼ぎたい人はうちの部署に来るといいよ」なんて言っちゃうおじさんがいます。
こんな発言が堂々とできる理由はただ1つ、残業以外の稼ぎ方を知らないからです。
終身雇用制度が当たり前だった時代では本業以外に稼ぐ方法を探さなくても生きていけたので、決して彼らが悪いわけではありません。
とはいえ、令和の新入社員に「残業で稼ぐ」という働き方を提案するなんて、さすがに時代遅れすぎですよね。
現在のおじさんたちは逃げ切れるかもしれませんが、ぼくたち若者は確実にこの時代と向き合っていかなければいけませんから。
新入社員の中にはもう副業を始めてる人もいるよね。
ぼくも大学院生のときから、副業ありきの働き方について考えていました。
学生のうちから副業について考えておくべき理由については以下の記事にまとめているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
» 大学院生には副業の準備として、ブログ運営をおすすめします【早く始めるほど有利】
残業を前提とした働き方は「甘え」?
残業したがる人に対しての悪口ではありませんが、そもそも残業を前提として働くのって甘えだと思います。
「より短い時間で、より多くの成果を上げる」という働き方こそが、社員のあるべき姿で、かつ企業が目指す姿でもあるはず。
「○時からじゃないと始められない仕事があるから残業」→まだ分かる(その仕事を根本から見直したほうがいいけど)
一方で、
「定時までに仕事が終わらなかったら残業すればいいや」→甘え
もちろん、その日の分の仕事を終えた上で「今日のうちにもっと仕事を進めておきたい」という残業であれば、健全だと思います。
しかし、残業代(定時後も会社にいるだけ)のために仕事をゆっくり進めるというのはただの甘えでしかありません。
「残業=定時後も会社にいること」だと本気で思っている人がいる(余談)
余談ではありますが、先日ぼくが定時で帰ろうとしたところ、上司の雑談に巻き込まれて退勤カードを切る時間が少し遅れてしまいました。
そして次の日、ぼくの就業時間を管理しているその上司が以下のようなセリフを発します。
上司「なすびくん、昨日キミは残業しちゃったから、今日は定時より少し早く帰ってね。新人は1日8時間労働をピッタリ守らなきゃいけないからね。」
なすび「わかりました~(え、昨日のあれって残業じゃなくて雑談じゃないの??)」
たしかにぼく(部下)からすると、上司の雑談に巻き込まれるというのは残業かもしれませんが、あとから就業時間を調整するくらいならすぐに帰してくれればよかったはず。
新人は8時間ピッタリの就業時間を守らなければいけないというのも、本気で「仕事=会社にいること」だと思っている人が上にいるようにしか思えません。
ぼくの会社の体質が古すぎるんでしょうか…?
う~ん、日本だと今でもそういう企業が多いと思うよ。
残業を前提とした働き方では成長できない3つの理由
ここまでは、新入社員なりに残業したがる人の気持ちを考察してきました。
そこでここからは、残業を前提とした働き方では成長できない理由についてお話ししていきます。
結論からいうと、その理由は以下の3つ。
- 仕事のスピードが落ちる
- 会社の利益を削っていることに気づいていない
- 一緒に働く人たちの生産性も下がる
それぞれ順番に解説していきますね。
理由①:仕事のスピードが落ちる
まず1つ目は、仕事のスピードが落ちるという点。
先ほども少し触れましたが、「定時までに終わらなかった仕事は残業で補えばいいや」という意識で働く人は、絶対に定時までに仕事を終わらせることができません。
その理由は単純で、仕事に明確なタイムリミットを設定していないから。
あなたも1度は経験したことがあると思いますが、タイムリミットのない仕事はどうしてもダラダラこなしてしまうものです。
たしかにレポートの期限が1ヶ月先とかだと、とりあえず2~3週間は放置してたなあ。
さらに期限ギリギリまで終わっていなくても、焦りが小さかったりします。
上記のような理由から、残業を前提にして働くと仕事のスピードが必然的に落ちてしまい、成長につながらないんです。
理由②:会社の利益を削っていることに気づいていない
2つ目の理由としては、「生産性の低い残業が会社の利益を削っている」という事実に気づいていない点があげられます。
利益というものは単純にいうと売上から経費を引いたもの。
そしてその経費の中には、もちろん社員に支払われる人件費も含まれます。
つまり残業を前提として働くことによって生産性が下がり、利益よりも経費が増えてしまうんです。
この点に気づかずに残業したがる人はマズいですね。
会社、およびその社員の存在意義の1つには「利益を生み出すこと」というものが必ず含まれます。
その利益を意識できないまま残業している社員が、仕事のなかで成長していけるはずがありませんよね。
理由③:一緒に働く人たちの生産性も下がる
残業前提の働き方だと成長できない理由の3つ目は、「誰か1人の残業が他の社員の残業を引き起こす」というもの。
誰かが残業している空気の中、定時で帰宅するのって少しためらっちゃいますよね。
なぜかというと、ぼくたち日本人には「より長く働く=偉い」という価値観が植え付けられているから。
「残業なんて仕事の遅いやつがすることでしょ」と冷たい態度で定時帰宅するというのは、なかなか難しいもの。
そんな日本人的思考が原因となって、誰か1人の残業が他の社員の残業を誘発させてしまうんです。
その結果、残業前提の働き方が当たり前になり、職場全体の生産性が下がります。
生産性の低い職場だと、成長したくてもなかなか成長できないよね。
まとめ:残業したがる人とは距離を置こう
というわけで今回は、残業したがる人の気持ちの考察に加えて、残業前提の働き方では成長できない理由についてお話ししてきました。
最後にもう1度、この記事の内容をまとめておきます。
【残業したがる人の気持ち】
- 「残業した人=頑張った人」という価値観
- 残業する以外にお金を稼ぐ方法を知らない
【残業前提の働き方では成長できない理由】
- 仕事のスピードが落ちる
- 会社の利益を削っていることに気づいていない
- 一緒に働く人たちの生産性も下がる
この記事の後半でお話ししたとおり、誰か1人の残業は他の人の残業を引き起こします。
だからこそ、残業したがる人からは距離を置くのが大事。
そうでないと、知らないうちに「残業は当たり前」という価値観に飲み込まれて、あなたも成長を目指さなくなってしまいます。
目指すものがなくなると確実に成長がとまるので、そうならないためにも残業との距離感を適度に保ちつつ働いていきましょうね。
今回は以上です。それではまた!
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