
どうも、なすびと申します。
僕は院卒で自動車メーカーに就職し、副業で大家さんをしている29歳です。(2025年3月現在)
現在はマレーシアで駐在員として働いていますが、この生活ももう来月で終わり。
1年間の海外生活もとうとう終盤に差し掛かってきました。
これまで僕が海外駐在員としてブログやTwitterで発信してきた内容を見て、「で、海外駐在員って実際のところナンボ貰えんの?」と気になっている方は多いはず。
ということで今回は、僕のこの1年間の経験を踏まえて海外駐在員のお金事情についてお話しします。
もしかしたら海外駐在員になるかもという方や、これから海外駐在員を目指したい、という方はぜひ参考にしてみてください。


海外駐在員のお金事情


日本で仕事をしていると正直よく分からない海外駐在員のお金事情。
まずは僕の収入と支出についてざっくりとお話していきますね。
20代で年収1000万円を達成しました
まず初めに、僕はこの1年間の海外駐在で年収1000万円を達成することができました。
これは日本人なら誰しもが憧れる数字で、実際に僕も目指していた年収でした。



実際に20代でこの数字を達成できて、僕は素直に嬉しいです。
今後ももっと金を稼げるように本業も副業も頑張っていこうと思います。
さて、それを踏まえて現状の僕のプロフィールを簡単に説明すると下記の通り。
- 29歳、JTC(自動車メーカー)5年目
- 2024年5月から2025年4月まで1年間マレーシアに駐在
- 本業の年収は1070万円(諸々の手当を含む)
- 副業の不動産からの家賃年収は120万円
- 所有している金融資産は現金1050万円とボロ戸建て×2棟
自分で言うのもあれですが、たぶん今の日本人の平均年収をだいぶ上回っているんじゃないでしょうか。
これからこのお金をどう増やしていくか考えたらワクワクしてきますね。



やっぱり僕はお金を使うよりも増やすほうが楽しいタイプみたいです。
サラリーマンにとっての家賃補助
僕が海外駐在生活をしていて1番大きいと感じたのは、家賃補助のありがたさです。
僕の勤めている会社は日本では家賃補助が一切ありませんが、ひとたび海外に出ると、それだけで家賃が全額補助になります。
僕は今マレーシアのコンドミニアム(日本でいうタワマン)の18階に住んでおり、その家賃は日本円に換算すると毎月14万円くらい。
これが完全にタダとなるとめっっっちゃデカいです。



14万円もあったら僕が欲しいものなんて何でも買えちゃいますからね。(不動産以外)
やっぱりサラリーマンは普段、税金など色々と差し引かれた手取りの給与から家賃を支払っているので、その支払がなくなるインパクトは非常に大きいです。
僕が今から転職活動をするなら、週3くらいで在宅勤務ができるか、家賃補助のある会社ですね。
まあ転職しないんですけど。
家賃補助を受けながら家賃収入をもらう生活
さらに僕の場合でいうと、副業の不動産から毎月10万円の家賃収入ももらっています。
これは完全に過去の自分が頑張ったからなんですが、この副業収入がめちゃくちゃデカい。
勤めている会社から家賃補助を受けつつ、副業では家賃収入をもらう。
自分は家賃を払わなくてもよくて、逆に人から家賃をもらっちゃう生活です。
僕はこの1年間それを享受してきたわけですが、この気持ちよさは忘れられません。



やはり家賃収入は素晴らしいので、これからももっと不動産を増やしていこうと改めて決意しました。
海外から不動産を遠隔管理
僕は自分の所有不動産を自主管理しており、入居者からのクレーム対応や物件のトラブル対応などはすべて自分で行います。
もちろん海外に来る前に管理会社に委託しようか考えたこともありますが、せっかくの機会だし「海外から不動産を遠隔で自主管理」という経験もしておきたいな、という考えから自主管理のまま海外生活に突入しました。
その結果としては、これまで特に大きなトラブルも退去の連絡もなく、無事に家賃120万円を回収できそうです。
残りの1ヶ月も気を抜くつもりはありませんが、確定申告も無事に終わったし、まあ何かトラブルが起きても焦らず対応できると思っています。
この経験のおかげで、もし仮に僕がこの先海外に住みたいなと思ったら、日本に不動産を残したまま遠隔管理で海外生活を楽しめるでしょう。
とりあえずはこの1年間の海外生活で日本が恋しくて仕方なくなったので、しばらくの間は海外に住みたい気持ちは出てこないと思いますが。



まあシンプルに考えて、選択肢が多いのはいいことですね。
お金のために海外駐在員を目指す


僕は1年間の海外駐在生活を経て、「お金のために海外駐在員を目指す」という戦略は非常にスジが良いのではないか、と感じました。
ここまで話してきたようにもちろんお金の面も大きいですが、メンタルや人間力といった面での成長もかなり大きいです。
さらに、できるだけ若いうちに海外駐在できたらなお良しですね。


海外水準の給与は日本水準の1.5~1.8倍
まず、冒頭で僕の年収を惜しげもなく公開したわけですがこれは海外水準の給与で、日本で貰っていた給与の約1.7倍です。
一般的にも日本の企業から海外に駐在すると、諸々の手当を含めてこれくらいになるのだとか。



僕の日本での年収が気になる方はこの数字から計算してください。笑
それはさておき、日本の会社から駐在員として海外に来ると、普通に働いているだけで給与が1.5~1.8倍になるんです。
これって冷静に考えてヤバくないですか?マジで普通にサラリーマンしてるだけですよ?
その上、基本的には家賃補助が100%で、会社によっては専属ドライバーが付いたりするので車代も浮き、日本に住んでいるときより支出も減ります。
まあこれは東南アジア限定の話かもしれませんが。
実際に僕と同じタイミングでアメリカ駐在になって同期はハンバーガーひとつ食べるのに2000円くらい払っているみたいなので。(マレーシアでは400円くらい)
実際に海外駐在する話が決まったときに地域を選べるのであれば、僕は間違いなく東南アジアをおすすめします。
お金の面で圧倒的なアドバンテージが得られますからね。
この海外水準の給与のために駐在員を目指すという戦略は、人生を資本主義ゲームという観点から見るとかなりアリだと思います。
英語なんて海外生活してたら喋れるようになる
やはり日本人が海外で働くことに抵抗がある要因としては、言語の壁が大きいのではないでしょうか。
僕も実際にマレーシアに来る前は「今の自分の英会話レベルで仕事ができるのか?」と感じていました。
これは日本人なら誰もが不安に思うことでしょう。
他国と完全に海で隔てられている日本では日本語以外を使う必要がないので、それだけ言語の壁が大きくなるのは仕方のないことです。
ただ、実際に海外に住んで仕事をしていると1ヶ月もすれば普通に慣れてきます。
ぶっちゃけ海外で仕事をするといってもサラリーマンであることに変わりはないので、内容は日本での仕事と対して変わりません。
日本で普段使っていた言葉の英単語を覚えて適当に並べるだけで、言いたいことはだいたい伝わります。
なおかつ、東南アジア諸国の人々は少なからず日本人に対してリスペクトの気持ちがあるので、こちらが拙い英語で話しても、ローカルメンバーたちが頑張ってその意図を汲み取ろうとしてくれるのがいい所。
これがアメリカだったら、「Fucking Japaneseがなんか言ってるわ」みたいな感じで軽くあしらわれるか無視されて終わりみたいです。
そんな理由もあって、僕は初めての海外駐在には圧倒的に東南アジアをおすすめします。



英語なんて言葉ですから、やれば誰だってできますよ。
海外駐在員は競合が少ない
最後に、海外駐在員を目指すメリットについてお話ししようと思います。
僕は就活生の頃からずっと海外志向が強かったので、海外で働くチャンスが多い今の会社を選びました。
そして順調に海外駐在の切符を勝ち取ることができたわけですが、そこまでの道のりであまり障壁はありませんでした。
なぜならば、日系企業の技術職には海外志向の強い人がそんなに多くないからです。
実際に僕の海外駐在が決まったときも、部署内に競合はおらず、僕は自分から手を挙げて簡単な面接をクリアするだけで海外駐在員になれちゃいました。
文系で入社して事務職の部署に配属されると、海外志向の強い人はそれなりに多いみたいですが。
理系から技術職にきた人たちは総じて英語が苦手で、僕の周りにいた同世代のメンバーもTOEICの点数が足りずに海外駐在員に名乗りを上げることすらできません。
海外駐在員を経験すると帰国後もポジションを取れる
また、1度でも海外で仕事をした経験があると、日本に帰ってからも有利なポジションを取れるのではないかと思っています。
うちの会社ではちょくちょく海外のプロジェクトもあったりするので、そのときに名前が上がりやすいのは絶対に海外駐在を経験したことのある人間です。
日本人はひとたび英語が出てくると途端に億劫になってしまうので、そこが自分をアピールするチャンス。
日系企業において「英語で仕事ができるヤツ」というポジションを確立するためには、海外駐在はピッタリの機会です。
まあそもそも英語で仕事ができないと海外駐在員になれない、という「鶏が先か、卵が先か」みたいな話はありますが。
話をまとめると、競合が少ないところを狙うという立ち回りは、資本主義ゲームを進めるうえで常に考えておくべきだというのが僕の主張ですね。


まとめ:海外駐在員になってよかった
そんなわけで今回は、1年間の海外駐在を経験した僕のお金事情から、お金のために海外駐在員を目指すという戦略について考えてみました。
結論としては、僕は海外駐在員になって本当によかったと思っています。
それはお金の面だけでなく、英語力の向上や、人間として大きくなれたこと、海の外から日本を見て感じられたことなど、理由は様々。
もちろん誰でも簡単になれるわけではありませんが、「大企業からの海外駐在」というルートは十分に目指す価値のあるものです。



この1年間を総合的に振り返って、僕は心からそう感じました。
僕の海外生活はあと1ヶ月ほど続きますが、この考えはこの先ずっと変わらないと思います。
こんないつまで今の会社にいるのか分からない僕を、1年間も海外に送り出してくれて、色々な経験をさせてくれた会社には感謝しかありません。
必ず恩返しするとは言い切れませんが(おいw)、日本に帰ってからもそれなりの働きはしようと思います。
というわけで今回は以上です。それではまた!
コメント