全ての悩みを解決する方法とは？「筋トレが最強のソリューションである」【感想・書評】

今回は上記の疑問にお答えします。

2年半くらい筋トレを続けていたら、身の回りの悩みはほとんどなくなりました。現在の悩みはトレーニングと食事のメニューに関してだけです。

最近の日本には「空前のフィットネスブーム」というものが訪れ、ジムに行く人が増えつつあるように思えます。

そんな流れに乗って発売されたのが、今回ご紹介する「筋トレは最強のソリューションである」という書籍。

内容はツイート集のような形式になっており、普段はあまり読書をしない、という方にとっても読みやすい1冊となっています。

この流れに乗り遅れることがないように、少しでも筋トレに興味のある方はぜひ今のうちに読んでおくのがオススメです。

読んだらきっとあなたも筋トレを始めたくなりますよ。

「筋トレが最強のソリューションである」の基本情報

筋トレ系自己啓発書として売り出され、累計で20万部を超える大ヒット作となりました。

著者のTestosterone氏(@badassceo)はTwitterでも話題となっており、2019年10月時点では約89万人ものフォロワー数を抱えています。

人間関係で疲れてしまう人は

①悪意には誠意で対応しない
②全人類に好かれるとか無理なので嫌われても気にしない
③批判の中に人格否定が混ざってたら聞く必要なし
④いざとなったら相手を葬り去れる力があれば心に余裕が生まれて疲れない！筋トレして強くなれば解決

この4つを意識してみてください

— Testosterone (@badassceo) October 14, 2019

彼は日本に筋トレを広めたいと心から思っており、上記のようなメッセージ性のあるツイートを定期的に見ることができます。興味のある方はぜひフォローしてみてください。

そんな筋トレを愛するTestosterone氏が書いた本書ですが、どのような魅力があるのでしょうか？

まずは本書の要約をまとめていきます。

「筋トレが最強のソリューションである」の要約まとめ

「筋トレは最強のソリューションである」を以下の2点に要約しました。

それぞれ解説していきます。

要約①：日本人が抱える5つの悩み＋1

本書は以下のような6章構成になっています。

「日本に筋トレを広めること」を人生における大きな目標の1つとしているTestosterone氏。

彼は人生において大切なことはすべて筋トレから学んだと語ります。

筋トレは人生に彩を加え、ジム以外でも成功できるノウハウを与えてくれる。身体を鍛えるためだけに筋トレをするのではなく、筋トレの効能を利用して人生をエンジョイしてほしい。僕自身が筋トレによって変われたと確信しているからこそ、筋トレを強く勧めている。

あとがきより引用

要約②：悩みの解決方法はすべて筋トレ

日本人が抱える上記のような悩みすべてに対して、筋トレを最適解としています。

脳筋がただバカなことを言っているだけのように思える方もいるかもしれませんが、解決方法の根拠には脳内環境やホルモンについての解説も含まれており、至って科学的です。

死にてぇ、と思ったら3か月だけ筋トレしてみる

仕事もプライベートもダメで八方塞がり。死にてえって思ったら3か月だけ筋トレしてみてくれ。テストステロンという支配欲を司るホルモンが分泌されてネガティブな気持ちを打ち消してくれる。それに加えて筋肉がつき良い身体になれば気分は最高だ。見た目が良くなれば気分も良くなる。非常に単純な事だ。

具体的には、

この3点に気を配りながら生活をすればネガティブな気持ちは薄れ、ほとんどの悩みは解決できます。

そのためには筋トレをするのが最適解というわけですね。

「筋トレが最強のソリューションである」の書評・感想

本書の書評および感想を以下の3つにまとめました。

順番に解説していきますね。

書評①：ツイート集に目を通しているような感覚で読める

本書の内容は、普段のTestosterone氏のツイートをまとめたような内容になっています。そのため、普段はあまり本を読まない方でも読みやすいのではないか、と感じました。

TwitterやLINEが普及した現代では、読書をしない方でも、スマホで文章を読む方は多いはずです。

本書はツイート集に目を通しているような感覚で、気楽に読める1冊となっています。

書評②：複雑なことを考えなくてもよくなる

ネット検索でお悩み相談について調べてみると、厚生労働省の電話カウンセリングから宗教じみたものまで、様々な解決方法がヒットします。

しかし本書のタイトルにもあるように、この本の中では筋トレ以外の解決方法は登場しません。

「とりあえず筋トレしろ」なんていうのは荒治療だと思う方もいるかもしれませんが、知らない人に自分のすべてを話すことの方が荒治療なわけです。

それなら複雑なことを考えず、目の前にあるダンベルを持ち上げる方が何倍も単純で気が楽なのではないでしょうか？

世の中の99％の問題は筋トレとプロテインで解決するので、あまり難しいことは考えず、とりあえず筋トレしてみましょう。

書評③：タダの「脳筋」だと感じる可能性もある

「とりあえず筋トレ」とばかり言っていると、タダの脳筋だと思われてしまうことが多いのも事実です。

Testosterone氏によると筋トレは宗教なので、そう感じてしまうのは仕方がないのかもしれません。

筋肉と100 kgはブレない

何かを失った時は自分の筋肉を確かめる。筋肉を一瞬で失う事はないと思うと安心する。何も信じられなくなった時はジムに行って100 kg持ち上げてみる。100 kgはやっぱ100 kgだなぁって落ち着く。筋肉と100 kgはブレない。ブレないものがあると人間は強くなれる。筋トレは宗教なのだよ。

キリスト教信者やイスラム教信者たちに強い自我があってメンタルが強いのは、「神」というブレないものがあるからです。

それに対して日本人は無宗教の民族なので、強くなるためにはブレないものが必要。これを「頭がおかしいヤツの狂った理論だ」と感じる人はすでにブレまくりです。

脳筋を敬遠する前に、あなたも筋トレしてみましょう。

「筋トレが最強のソリューションである」を読むべき人

本書を読むべきなのは以下のような人たちです。

結論としては、すべての人が読むべきだと思います。笑

しかしその中でも特に、少しでも筋トレに興味があるという方に僕は本書をオススメしたいです。

僕自身が筋トレを始める前も、「筋トレしてみたい気持ちはあるんだけど、きっかけがないんだよなあ…。」と、筋トレに興味はあるけど足踏みをしているという状態でした。

自分がここまで筋トレにハマるとも思っていませんでしたが、のちのち科学的な効果を考えてみると当然ともいえる結果だと感じています。

あなたもこの本をきっかけに、ぜひ筋トレを始めてみてください。

「筋トレが最強のソリューションである」を読むべき理由

最後に、僕がこの本を読むべきだと感じる理由についてお話しします。

人間関係、メンタル、仕事、恋愛すべての悩みを解決できる（気がしてくる）

上記のような主体的な気持ちがなければ、そもそも何も始められません。

「自分にはできない」と強く思い込んでいる間は、ずっと何もできずに時間だけが過ぎていきます。気持ちの切り替えはそれくらい大事。

本書を読めば、「筋トレってちょっと楽しそうだな」という気持ちから、「自分にもできるんじゃないかな？」という気持ちが生まれます。

普段の生活の中で悩みを抱えている方は、1度この本を読んでみてください。解決のきっかけになるかもしれません。

筋肉を得る過程ですべてが手に入る

筋肉を得る過程で自信、健康、知識、仲間、成功、根性、品格、社交性、彼女っぽいもの（ダンベル）、自制心、タフなメンタル、趣味、親友っぽいもの（バーベル）すべてが手に入る。探せ！この世のすべてをジムに置いてきた！

「自分が何を持っているか」ではなく「自分に何が足りないか」を考えていると、なかなか悩みが解決できません。

考え方次第では自分の持っている素質や経験を客観視することもできますが、もしそれができなくても筋トレをすれば解決します。

まとめ：悩みを解決する方法は1つだけ

結論としては、悩みを解決する方法はただ1つ。筋トレをするだけです。

筋トレ好きの人は口を揃えて似たようなことを言うので、「脳筋だ」と非難されてしまいがちです。

しかし僕たち脳筋は、最初から脳筋だったわけではありません。筋トレを継続する中で脳筋になったのです。

あなたも筋肉で悩みを解決する脳筋になりたければ、まずは本書を読んでみることをオススメします。

今回は以上です。それではまた！